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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第四十五話 真・断罪王Σ 対 銀装天使ヨムヤエル!人の職業をバカにするやつはボールペンのみで全く興味のない外国語の筆記試験を受けろ!
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流し、終末黙示録から目をそらす。
僕は終末黙示録を開いたまま、ヨムヤエルの操縦者が目を背けた先に移動する。
「くっ!その、読んでいると頭がおかしくなる本を私に見せるな!それに、このわけのわからん場所はいったいどこなんだ!」
「この終末黙示録を読めばわかるよ」
「しかし、読めば私は死ぬのだろう?」
「終末黙示録を読まなくても、人間はいつか死ぬ。大金持ちも死ぬ、金がない人も死ぬ、無職も正社員も低学歴も高学歴もえらい人もえらくない人もいじめっ子もいじめられっ子もみんないつか死ぬんだよ。だからここで死ねなくても君はいつか死ぬんだよ」
「黙れぇぇぇッ!貴様の言っていることはすべて自分が社会不適合者であることに対する言い訳だ!貴様は自分にそう言い聞かせることで社会に適応できない自分自身を正当化したいだけだ!甘えるんじゃねぇよ!現実から目をそむけてんじゃねぇよ!」
「確かにあなたの言っていることは正しいのかもしれない。でもあなたは僕のさっきの言葉にすこし共感してしまった、そんな自分が許せないから、あなたは僕に反論したんだ」
「違う!やめろ!そのわけのわからん本を、無理矢理、顔に押し付けるな!」
「現実から目を背けるなと言ったのはあなたの方ですよ。どうですか、素晴らしいでしょう、この終末黙示録に記された膨大な情報と世界の真理は!」
「わ、私は信じないぞ!貴様のその力が、教祖様の持つ力と同じ性質の力であることなど!」
「すごいですね、終末黙示録の内容を一部理解している。でもこの本に記されていることは全て真実であり、真理なのです。現実から目を背けてはいけませんよ」
「黙れぇぇぇぇッ!うぐぅあああッ!血が、血が止まらない...!」
ヨムヤエルの操縦者は両目・両耳・鼻の穴から大量の血液を流しながら、ちかくにあった掃除用のモップで僕に襲い掛かってくる。
「死ねやァァァァァァッ!
僕はモップ攻撃を回避すると同時にヨムヤエルの操縦者の足首を蹴り倒して、転倒させる。
地面に仰向けに倒れたヨムヤエルの操縦者の顔面に終末黙示録を直に押し付ける。
「読めや読めや読めや読めや読めや読めや読めや読めや読めやぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」
ヨムヤエルの操縦者の顔面から吹き出す大量の血液が終末黙示録のページに跳ね返り、豆腐屋の作業場の床を真っ赤に染める。
「ハルカの居場所はどこだ!教えろ!まぁ、お前が僕にハルカの居場所を教えても教えなくてもお前は死ぬんだけどなァッ!」
「ククク...その様子だと、終末黙示録でも教祖様の居場所はわからないようだな!終末黙示録にはこの世界の真実と真理が記されているんじゃなかったのか?」
「お前、今、僕をバカにしたなァァァァッ!お前が僕をいくら馬鹿にしても、お前は僕に負けたんだよぉッ!僕の勝ちなんだよぉぉぉぉぉぉッ!」
ヨムヤエルの操縦者
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