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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第五百五話 温泉も楽しみその十三

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「実に、だが」
「それが、よね」
「うむ、いい結果になるからな」
 ターニャは真理にも答えた。
「この面子ではいいと認識している」
「今はそうなのね」
「そうなった、だが基本はな」
「そうした考えはないわね」
「しないことにしている」 
 そうだというのだ。
「私はな」
「考える人は考えて」
 源ももも言ってきた。
「動く人は動く」
「そうしていくことか」
「それでいいでしょうか」
「私はこれまではだ」 
 湯舟の中で腕を組んで述べた。
「やはりな」
「戦闘は誰もが考えてですね」
「慎重に動くべきだとな」
「お考えだったんですね」
「そうだった、だがだ」
 今はというのだ。
「葛葉さんにしろそうだな」
「あの人も考えるよりもですね」
「頭はむしろいい人だがな」
 そう言っていいがというのだ。
「困っている人を見るとだ」
「動かないでいられないですね」
「そうした人だ」
「最初光実さんもそれが困っていたそうですが」
 太陽あかりの言葉だ。
「今は葛葉さんはそうでないとって言っておられますね」
「あの時の彼は酷かったわ」
 仲間である湊の言葉だ。
「歪んでしまっていてね」
「それで、ですね」
「そうしたことがわからなくなっていたのよ」
「何でも自分の考え通りには動かない」
「計算外のことはいつも起こる」
「そのことがですね」
「わからなくなっていたのよ」
「そうだったんですね」
「だから彼のこともよ」
 葛葉のこともというのだ。
「今はそうでないとって思っているけれど」
「昔は違ったんですね」
「彼も成長したわ」
 今度は光実を彼と呼んで話した。
「それでその考えに至って貴方達もよ」
「考えるより先に動いても」
「いいと考えているのよ」
「成長されて」
「そうなのよ」
「仮面ライダーの人も成長されますね」
 麻子がここで言った。
「私達と同じで」
「そうよ、誰もがね」
「成長しますか」
「人間だからね」 
 それ故にというのだ。
「無限に強くなってね」
「無限に成長するんですね」
「そうよ」
「そういえばお話を聞きますと」
 ことはが港に言ってきた。
「港さんも以前は」
「嫌な女だったわね」
「呉島さんを裏切りましたね」
「ええ、自分の為にね」
 港も自分の過去を否定しなかった、真顔で述べたことがその何よりの証拠であり言葉の調子も落ち着いていた。
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