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星河の覇皇
第八十一部第四章 一日のうちにその三十八

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「二つ三つとね」
「出たりしますね」
「そして三つ終わらせて一つの場合もありますが」
 それでもというのだ。
「仕事は尽きないですね」
「どうしても」
「そこはですね」
「変わらないですね」
「そうしたものよ、例えば圧政者を倒しても」
 それで一旦ハッピーエンドになるがというのだ。
「その後はね」
「その圧政の解決ですね」
「その問題に直面しますね」
「そうした意味で圧政は続きますね」
「それは」
「それが社会だから」
 それ故にというのだ。
「私達もね」
「是非共ですね」
「私達もですね」
「仕事を一つずつ解決し」
「そしてですね」
「そのうえで」
「政治を進めていきましょう」 
 こう言ってだった、カバリエもまた政治を進めていったがやはり彼女達はサハラの情勢については無関心だった。
 それはキロモトもアッチャラーンも同じだった、それで二人でサハラの情勢を聞いてそれで言っていた。
「オムダーマンが勝ったが」
「はい、それでもですね」
「これは一度の会戦のことでな」
「問題は、ですね」
「最後に勝っているのはどの勢力か」
 それがというのだ。
「それが大事でな」
「はい、ですから」
「我々としてはな」
「オムダーマンが統一したなら」
 その時はというのだ。
「ようやくな」
「我々はですね」
「動けばいいからな」
「では今は」
「見ているだけでいい」
 それで充分だというのだ。
「我々はな」
「左様ですね」
「ティムールがここから巻き返してもな」
「ティムールが統一しても」
「その時にだ」
 あくまでという口調での言葉だった。
「動けばいいからな」
「今は、ですね」
「特に動かずな」
 それといってというのだ。
「状況を見ていこう」
「そうするだけですね」
「我々はな、そして統一されたならな」 
 その時にというのだ。
「我々はだ」
「どうするかというと」
「即位式に出てだ」
 皇帝のだ、それがアッディーンでもシャイターンでもさして変わらないというのも連合の考えである。
「後はだ」
「これといってですね」
「することもない」
「連合としては」
「むしろだ」
 キロモトはさらに言った。
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