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星河の覇皇
第八十一部第四章 一日のうちにその二十九

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「何があってもね」
「一日一回の報告でいいから」
「それこそね」
「重要度はですね」
「相当に低くてね」
 実際にというのだ。
「僕もね」
「これで、ですか」
「報告を終えたし」
「今日の分は」
「もう自由時間だよ、さっきルームランナーも買ったし他の器具もね」
「自転車のもですね」
「買って空き部屋に入れたし」
「今日からですね」
「そこで汗をかいて」
 そしてというのだ。
「気持ちよくね」
「運動をしてですね」
「それでその後にお風呂に入る」
「そんな生活をはじめられますね」
「やっぱり引き篭もりでも」
 そうした生活をしていてもというのだ。
「しっかりとね」
「健康のことは考えないと駄目ですよね」
「さもないとね」
 そうでなければというのだ。
「本当に不健康になるから」
「漫画家でも」
「朝にお話した人達みたいにはなりたくないよ」
「手塚さんみたいに」
「六十過ぎで亡くなるとか」
 この時代の連合では夭折と言っていい年齢だ、平均寿命が百歳にまで達した時代のことから考えるとだ。
「そうしたことはね」
「お断りですね」
「というかね」
「というかといいますと」
「いや、連日連夜徹夜してずっと仕事だと」
 そうした生活を送っていると、というのだ。
「人は本当にね」
「早死にしますね」
「うん、そうなるね」
「そんな生活は本当にですよ」
「身体に悪いね」
「もうそれこそ何よりも」
「早死にの原因だね」
「長生きしたいなら」
 それならとだ、ボーイも話した。
「やっぱり健康第一だよ」
「そうだよね、こんな人もいたし」
 スクはさらに話した。
「やっぱり漫画家でね」
「日本のですね」
「手塚さんと同じ年代のね」
 まさにその頃のというのだ。
「人で。徹夜でぶっ通しで仕事して」
「漫画を描いて」
「終わった後朝から大酒飲んでいたら」
「徹夜明けでお酒ですか」
「急死したらしいね」
「今はサハラも普通にお酒飲みますけれど」
 戒律の解釈によってそうなっている、ただし飲んでいい酒はワインが主流で連合やエウロパの様に多くはない。
「それは」
「徹夜明けにね」
「大酒は」
「絶対身体に悪いよね」
「僕だって思いますよ」
 そうした行為はというのだ。
「本当にです」
「死にかけないね」
「それもずっとですよね」
「うん、描き続けてね」
「その後で、ですね」
「大酒飲んでね」
「そうしてですか」
「急死したんだ」
 イガグリ君という柔道漫画の作者だ、手塚治虫とはお互いに漫画のジャンルは違えど対抗意識があったとのことだ。
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