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ドリトル先生のダイヤモンド婚式 
第五幕その十一
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「それでその方からもお聞きしているけれど」
「それでもなんだ」
「そう、この目では見ていないの」
「そうなんだね」
「それでも神戸のことは見て来て」
「明治からのだね」
「神戸が開かれてね」
 そうしてというのです。
「沢山の外国の人達が来て」
「その人達もいてくれてね」
「ハイカラな文化が入って来ていて」
 そうしてというのです。
「そうした時計もね」
「あるんだね」
「だからじっくり探せばね」
「あるんだね」
「きっとね、だから皆で探して」
「造ることもだね」
「考えていきましょう」
 こう先生に言うのでした、そして先生も笑顔で頷きました。
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