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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二十五話 断罪王Σと美少女イマジナリ―フレンド・アリス。子供に死んでほしくないとか言ってる奴は子供なんて作るな!人間なんだから死ぬに決まってんだろ!自分勝手な思想を子供に押し付ける奴らはコンセントにつながれたままの家電製品とハグしながらプールでシンクロナイズドスイミングでもしてろ!
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声と同時に僕の全身から、ハリネズミのように鋼鉄のトゲが大量に飛び出し、そのまま不良たちの全身に貫通する。
続いて、激しい空腹感が僕を襲い、断罪王Σに進化した僕の脳が目の前の不良たちの肉体を食べれば空腹感を満たすことができると体に命令する。
実際、人間の肉はとてもおいしかった。
空腹感もいじめっこたち全員を食べることで満たされた。
でも、アリスを失った僕の心が満たされることはなかった。
                   *
その後、学校の授業は校舎裏で起きた殺人事件が原因で突如、休止となり、校内放送で生徒は皆、すぐに下校するようにとの連絡があった。
断罪王Σの変神を解いて全裸姿で教室に帰ってきた僕なんてそっちのけで、クラスメイト達は校舎裏の殺人事件の話に夢中になっていた。
放課後、体操服姿の僕は制服姿の生徒に交じって校門を出る。
僕がいじめられっ子だったおかげか、殺人事件の犯人に僕の名前が出てくることはなかった。
僕は家に帰ると、殺人事件のことではなく、アリスがいなくなってしまったことを両親に話した。
両親はこれでもう頭のおかしい息子の姿を見ずに済むと、喜んでいた。
僕を思ってのことなんだろうけど、僕には両親がアリスの死に幸福を感じているように見えた。
僕の世界で一番大切な人たちが、ぼくを世界で一番理解してくれていた親友の死を喜んでいる。
僕は叫ぶ。
「シンゴォォォォォォォォーッ!」
僕の衣服は粉々に破れ、筋肉が膨張し、皮膚を鋼鉄の装甲が覆う。
断罪王Σと化した僕を見た両親が、僕を化け物扱いする。
僕はお父さんとお母さんを心配させないためにいじめられていたことを黙っていたのに。お父さんとお母さんは今の僕を否定するんですね。
そう、お父さんとお母さんだけではない。
断罪王Σに変神した僕を見た世界中の人々が僕の存在を恐怖を感じ、否定するだろう。
なら、僕がこの地球で生き残るために必要なことはただ一つ、断罪王Σとして僕以外の人類を滅ぼすことである。
僕はお父さんとお母さんを食べた。
その日から僕は僕のルールで生きることに決めた。

次回予告 第二十六話 断罪王Σと引きこもり美少女サツキ。ドラマ見てるやつらがアニメ見てるやつらを馬鹿にするんじゃねぇよ! どっちも同じフィクションだろうが!アニメファンを馬鹿にするドラマファンはアイマスクしたままでエスカレーターを逆走しろ!
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