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少女は 見えない糸だけをたよりに
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さんが声をかけてきた。私は、お風呂から出た後、サロペットのキュロットに着替えていたんだけど、余計に幼く見えたんだろう。

「なぁ 巧 私って そんなに子供に見えるんかなー」

「まぁな 僕は見慣れているけど、そうなんじゃぁないかー 髪の毛も短いやろー それに、どっちかというと、日焼けで黒い 化粧もしてないし」

「そっかー 巧はどっちがいい? 今日はね お姉ちゃんが、お化粧は薄く 清楚な感じでねって言ってたから」

「うーん そりゃー 正直言って あんなに若い娘を って、言われるの 悪い気はしない」

「男って そーいうとこあるよね じゃー このまんまでいいんだね」

「いいよ 無理に変えなくて それに 香波はあんまり化粧するの 興味無いんだろー」

「そう どっちかというとね でも、お化粧してもらったら、自分でもびっくりしちゃうのー 別人みたいな自分になってるから」

「どっちでも 可愛いよ 香波は」

 私は、腕を強く組みなおしていた。宿に帰ったのは、まだ、8時前だったので、私は

「遼さんとこれから飲むんでしょ ねぇ だったら 飲む前に・・して」と、巧に抱き着いていった。

 下に降りて行く時、私は飲めないし、もう一度お風呂に入るからと浴衣を抱えて、とりあえず別れた。出てくると、案の定、食堂で大声で笑いながら飲んでいる二人が居た。

「おぉー 香波ちゃん 一緒に飲もうよー」と、遼さんが声を掛けてきたけど、私は断って、お水をもらって、とりあえず巧の隣に座ったのだ。

「ここの海って 夜になると真っ暗なんですね 船も通らないんですね」

「そりゃー そーだよ 明け方近くにならないと、漁にも出ないからね 巧から聞いたよー 香波ちゃんは、瀬戸内の島育ちなんだってー じゃー 海は恋しいだろー」

「えぇ でも、今の方が幸せです」

「おーおー 聞かせるねー 巧にべたぼれなんだー」

「えぇ 絶対に離れたくない」

「本当に 巧・・ お前のどこに、そんな魅力があるんかねー」

 私は、しばらく、一緒していたけど終わりそうにもないので、先に寝るねと言って部屋に戻ってきた。いいなぁー巧って、あんな幼馴染がいて・・だけど、今夜はもうダメだねっと、私は、用意してきた新しい下着をつけて、まぁ 明日の朝 してもらおうって、寝てしまった。巧が帰ってきたのはわかったけど、かなり飲んでいた。着ているものを脱がせて、私は、一緒のベッドで寝たのだ。

 朝、早く、目が覚めると、巧も一緒に・・私は、パンツだけにしておいた巧に抱き着いて、唇をあわせていって、浴衣も脱ぎ捨てるようにしていった。

 そして、朝食を済ませた後、海水浴に行って、帰ってきた時、遼さんがアジのフライを用意してくれたので、昼食を済ませて
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