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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第7章 日常編
第30話 驚愕
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「…そういうことか…奴の魂を抜き取る力は、竜にも有効というわけか。それで、なぜ俺に語り掛ける」
『お主が三天黒龍を、アルバトリオンとミラボレアスを倒せる唯一存在だからだ』
イグニールが低く唸るように呟く。
「なるほど、俺にアクノロギアを滅することはできない、というのは理解しているらしいな」
『いや、アクノロギアも、お主の力で滅することは可能だ』
イグニールの言葉に、アレンは目を見開く。
『言葉が足りなかったな、正確には、我ら竜、若しくはナツ達滅竜魔導士と共に戦うか、付加術で滅竜の力をお主の攻撃に付与するか…さすればアクノロギアを滅することもできよう』
「付加術…ウェンディか…」
『そう、あの子が滅竜の力を他人に付加できるまで成長すれば、それも可能。まだもう少しかかりそうだけど』
グランディーネの言葉に、アレンは真剣な面持ちで答える。
「間に合いそうなのか?その決戦の時ってのに…」
『それはわからないわ…』
「なら、現状ではお前たちドラゴンが戦う時に、俺も一緒に戦うってのが最大打点ということか」
アレンは膝に肘をつき、項垂れながら悩むようにして下を見つめる。何かに葛藤する様子であったが、その真相はわからない。
『加えて、アルバトリオンの気配がより強固なものとなっている』
バイスロギアの発言に、アレンは目を見開く。
「わかるのか?復活したかどうか…」
『ああ、もうミラボレアスに関しては察知できないが、アルバトリオンは復活を果たし、着実に力を取り戻しつつある』
「つまり、少なくとも三天黒龍の内2体と戦わねばならないということは確定したのか」
アレンは苦虫を噛んだような表情を見せる。
『アルバトリオンとミラボレアスに関しては、お主の世界の竜なのだろう?』
「…よく知ってるな、そうだ。禁忌の龍と言われる存在…元来、人間…いや数多の生物が抗うことのできない天災…そういわれている。実際のところ、俺も勝てるかどうか…いや、戦いになるのかすら怪しいかもな」
その言葉に、ドラゴンたちは暫し黙り込む。そして、意を決したようにイグニールが口を開く。
『…竜満ちし世界の英雄よ。例えそうであったとしても、わし等はお主に頼むほかないのだ』
「…わかっているさ。もちろん、この命を賭して戦うつもりだ…」
『よいのですか?あなたは私たちドラゴンのことを…』『グランディーネ!』
グランディーネの発言を、メタリカーナが強く制止する。アレンはそんあ様子を見て、ふっと笑いを生む。
「そうか、お前たちは知っているんだな…」
アレンの言葉に、ドラゴンたちは再度口を閉じる。
「心配するな、それとこれとは別の話だ。…その事は、三天黒龍を倒し、無事に世界を救えた時に、語り合うとしよう」

アレン宅での食事会は、皆が寝坊助なこともあり、次の日の午
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