暁 〜小説投稿サイト〜
フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第6章 英雄感謝祭編
第24話 竜種vs魔導士2
[1/8]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
ラクサスは、アレンの言葉を受け、雷神衆と共に、一番近くにいる竜の元へと駆けていた。
そうして向かっていると、爆発音と悲鳴、そして呻き声が聞こえる。角を曲がる。するとそこには、アレンからもたらされた情報と同じ竜がいた。竜の周りはあらゆるものが破壊され、建物は悉く残骸の山と化していた。所々に火の手も上がっている。ラクサス達が竜を確認すると同時に、竜が翼をはためかせ、空中で滞空する。
「こいつが、火竜…」
「リオレウスか…」
ラクサスとフリードが、臨戦態勢を整えながら、リオレウスを睨みつける。それと同時に、瓦礫の山から一人の男が出てくる。
「っ!おまえ、大丈夫か!」
「ひどい怪我!」
それに気づいたビックスローとエバが声を掛け、駆け寄る。
「くそっ、あいつ、半端ない強さだ…」
「まさか、一人で戦っていたのか!」
その男に、フリードは驚いた様子で声を掛ける。
「…周りに戦える奴がいなかったんでな…そういうあんたらは?」
「俺たちはフェアリーテイルのもんだ」
ビックスローが、そう答えると同時に、リオレウスが動きを見せる。頭を振り、火球を吐き出してきた。それを見据えていたラクサスは、火球に向かって雷撃を放つ。
「レイジング・ボルト!!」
ラクサスの雷の魔法は、一度火球の進行を押しとどめるが、1秒と持たずに火球は雷を突き破る。自身の魔法が打ち破られたのを見て、ラクサスは後方へ退避する。
火球はラクサスが元居た位置へと落ち、爆発音とともに豪炎が立ち上がる。
「なっ!ラクサスの魔法が…こんなにも簡単に…」
フリードは、驚きつつ、剣を抜きリオレウスへと向き直る。
そうしていると、さっきの男がラクサスの隣へと移動してきた。
「俺は剣咬の虎のオルガだ!俺は雷の滅神魔導士…力になれるはずだ」
オルガはそう言うと、身体全体に黒い雷を纏い始める。
「ほう?…そいつはいいな…俺はラクサスだ。まずはこのトカゲ野郎を地面に落とすところから始めるか!」
オルガの言葉を聞き、ラクサスも雷を纏う。
「ふっ!偶然にもラクサスと同じ雷の魔導士とは…必然か?」
そんな2人の様子を見て、フリードが呟く。ビックスローとエバも臨戦態勢に入り、リオレウスの様子を伺う。瞬間、耳を覆いたくなるような轟音を、リオレウスが上げる。
「ガアアアアアアアアッ!!」
その声に、皆が耳を塞いで驚く。
「ちっ!うるせー野郎だ!」
ラクサスは悪態を付きながらリオレウスを睨む。そして、驚く。その飛翔能力に。先ほどまで、20mは離れていた距離が、すでに目の前にその姿を現していた。
リオレウスは、その強靭な足をもって、5人に襲い掛かる。
「「っ!避けろ!!」」
ラクサスとオルガは声を合わせるように叫んだ。
フリードとビックスローも慌てた様子で回避する。しかし、エバは咆哮の影
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ