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星河の覇皇
第八十一部第三章 無関心でいられる訳その三十二
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「そうした輩は」
「全く以てその通りです」
「そうした輩はこの世にいてはなりません」
「死刑で当然です」
「人を殺したのですし」
「尚更ですね」
「そうです、暴力には武力です」
 それで向かうべきだというのだ。
「それが出来るのが武力です」
「まさにですね」
「警察が持つべき力ですね」
「そして内相もですね」
「その様にお考えですね」
「警察について」
「そうです、ですから辺境部も」
 かつて外縁部と言われたこの地域もというのだ。
「治安が確立されたので」
「それならですね」
「このままあるべきですね」
「施設も人員も増やしていき」
「より一層治安を確立すべきですね」
「そうです、しかし思うことは」
 それはというと。
「警察もよく注意しないとです」
「その武力がですね」
「暴力になりかねないですね」
「腐敗なぞしては」
「そうなりますね」
「そうです、ですから警察のチェックはです」
 組織全体に対してのそれはというのだ。
「行うべきです」
「そうなりますね」
「それがあるべき姿ですね」
「警察が常に正しくある為には」
「市民を守る武力を持つ為には」
「やはり組織のチェックを行い」
 そうしてというのだ。
「法律ももです」
「そちらもですね」
「しっかりとですね」
「守っているかどうかチェックすべきですね」
「やはり」
「そう考えています、武力を持つ為に」
 金が考えている公権力が持つべきそれを維持する為にというのだ。
「これからも警察のチェックはしていきます」
「そしてですね」
「市民を守り」
「辺境もそうしていきますね」
「このまま」
「そうしていきます」
 また紅茶を飲んで言った、そして。
 金は辺境についての指示を出しそちらの治安についての政策についてのサインもした。連合内務省は今日も多忙だった。
 それでニュースを聞いてもだ、サハラのニュースを聞いてもだ。 
 聞いているだけだ、それで食事の時に言った。
「これからの予定ですが」
「はい、夜のですね」
「今日もですね」
「お仕事がありまして」
 夕食の後もとだ、秘書が答えた。
「お食事の後は」
「この執務室においてですね」
「お願いします」
「わかりました、そしてそのお仕事は」
「書類のサインです」
 閣僚の仕事では極めてオーソドックスなものだ、むしろ裁決のサインは閣僚の仕事の中で最も多いものの一つであり欠かせない。
「そちらをです」
「今日の分がまだ残っていましたね」
「ですから」
「わかりました、食後はです」
「すぐにですね」
「取り掛からせて頂きます」
 そちらの仕事にとだ、金も答えた。
「その様に」
「はい、ただお食事は」
 今のそれもとだ、金は
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