暁 〜小説投稿サイト〜
フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第2章 天狼島編
第11話 メイビス
[2/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ロギアの突き上げの頭突きをモロに喰らったアレンは、血を吐きながら、空へと飛ばされてゆく。
「終わりだ!!アレーンッ!!!」
アクノロギアは空へ打ち上げられたアレンに向け、口を大きく開ける。
アクノロギアの口には白い膨大な魔力が発生し、それが円盤のように圧縮される。
黒竜の咆哮。それも限界まで魔力を圧縮しての咆哮。その咆哮は。島など一瞬で消し去り、国ですらも滅亡させるほどの威力を持つものであった。
それを見たアレンは、力を振り絞り、刀を構える。
その刀からは、黒い稲妻のような波動が発生する。次第に黒い波動は、周りに淡い桃色のオーラを纏い始める。
刹那、アレンの刀から、桜吹雪のような雰囲気を漂わせたオーラが爆発する。
「それは…こっちの、セリフだーっ!!」
瞬間、アクノロギアが魔力の圧縮をやめ、咆哮を放つ。その魔力に、天狼島の大地は大きく沈み込み、大地に亀裂が走る。
「ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!」
アクノロギアの咆哮は、轟音を発しながら、空に浮かぶアレンを飲み込まんと進撃する。
「桜花・気刃兜割りー――ッッ!!!!!」
アクノロギアの咆哮が発せられたのを見て、アレンがそれを受け止めるように太刀技を放つ。アクノロギアの咆哮とアレンの太刀技が空中で相まみれる。
衝突の瞬間、ドンっという音と共に、一瞬、世界が静止したような静けさを生む。
刹那、人智を超える衝撃が空を支配する。
白の衝撃と桃黒の衝撃が押し合うようにして、雷のような波動がバチバチと発生する。
拮抗していた両者の技だが、アクノロギアがさらに力を籠めることで、進展を見せる。
「我は…全てを…破壊するっ!!!!!!」
アクノロギアの咆哮がさらに威力を増し、その力がアレンの太刀へと伝わる。
「ぐうっ!ぐおおおおおぉぉぉ!!!!!!」
アレンは空へと押し上げられるように、少しずつ後退する。負けじと、全身の傷から血を吹き出しながら、アレンが最後の力を振り絞り、太刀に力を籠める。
「ぐぐぐぐっ!!…があああああああああっ!!!!!!!」
叫びと共に、アレンの太刀から強大な閃光が舞い上がる。その閃光は、アクノロギアの咆哮を切り裂き、アクノロギアの口まで押しきる。
「ぬっ!!」
アクノロギアの驚愕と同時に、アレンの太刀がアクノロギアの頭を捉える。
アレンの太刀が、アクノロギアの頭を両断した。それと同時に、アレンの太刀、無明刀【空諦】が中腹でバキンッと折れる。
折れた切っ先側が空高く舞い上がると同時に、アクノロギアの頭を両断後も勢いを止めない折れた鍔側が地面へ、大地へと突き刺さる。
衝撃を受けた大地は、強大な轟音と共に、四散し、文字通り大地を、島をひっくり反す。
島には強大な、アクノロギアすらすっぽりと収まる大きな穴が生まれる。それは、底が
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ