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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第2章 天狼島編
第5話 再会
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力は増大で、悪戦苦闘であった。
そんな中、エルザ、ナツ、グレイ、ウェンディ、ルーシィ、カグラ、ウルティア、ジェラール、リオンが、ハデスとの戦闘に臨むべく、悪魔の心臓の船へと乗り込む。
また、ハッピー、リリー、シャルルは、船が再び動くことを防ぐため、動力源の捜索と破壊に向かった。

船内は、あらゆる場所が破壊されており、戦闘の激しさを物語っていた。
ナツたちは床にひれ伏し、苦悶の表情を浮かべていた。
ハデスの魔力、魔法は絶大であり、加えて先の七眷属との戦いで疲弊している。まったく歯が立たなかった。傷一つ、つけられていない様子であった。
「それにしても、当時は驚いたものだ。まさかうぬが、我を裏切るとは、ウルティアよ」
(まさか、ハデスの力がこれほどまでだったとは…侮っていた)
そんな言葉に、ウルティアはキッとハデスを睨みつける。
「あの男の影響かな?…まあ、今となってはどうでもよい話…」
ハデスは一つため息をつくと、
「妖精に尻尾はあるのかないのか、永遠の謎、故に永遠の冒険。ギルドの名の由来は、そんな感じであったかな」
あまりの疲労と痛みに、ルーシィとウェンディは涙を浮かべていた。
ハデスは、ゆっくりとナツたちに歩みを進める。それを感じ取ったナツは、応戦しようと体を起こそうとするが、頭をあげることで精いっぱいだった。
「しかし、うぬらの旅は、もうすぐ終わる」
ハデスはそうつぶやくと、ナツの頭を踏みつける。
「メイビスの意思が私に託され、私の意思がマカロフに託された。しかし、それこそが間違いであった」
ハデスは思い耽るようにして過去を思い出す。
「マカロフはギルドを変えた!」
「ぐっ…。変えて、何が悪い!」
ハデスの踏みつけに抗うように、ナツは顔をあげ、反論する。
「魔法に日の光を当てすぎた」
「それが、俺たちのフェアリーテイルだ!」
エルザ達も何とか体を起こそうとする。
「てめーみてーに死んだまま生きてんじゃねーんだ!命がけで生きてんだこの野郎!変わる勇気がねーなら、そこで止まってやがれ!」
「やかましい。小鬼よ」
ハデスは、指を銃のように形つくり、紫色の魔法を銃弾のように放つ。
「ぐわっ!」
「ナ、ナツ…」
グレイが、声を絞り出す。
しかし、ハデスの攻撃は止まらない。何発もナツの体に撃ち込まれる。
「恨むなら、マカロフを恨め。苦しみながら、死に絶えよ」
「ぐあああああ?ぁぁぁぁっ!」
「く、くそ、ナツ…」
ジェラールがなんとか助けようとするが、身体が言うことを聞かない。
「やめてー!」
ルーシィが悲痛の声をあげる。
「「よせー!」」
エルザとカグラも悔しそうに叫ぶ。
ウェンディはただただ、涙を流し、悲しんでいる。
ナツの体がぴくぴくと痙攣したように震えている。
「もうよい、消え
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