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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第五百三話 サファリパークその六

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「本当にね」
「むしろ止めると」 
 こう舞に話した。
「勿論止めても止められないけれど」
「若し止めたら」
「それはいいところを邪魔するから」
 そうなるからだというのだ。
「しないわ」
「言葉だけですね」
「ええ、幸平君はこのままでいればね」
「どんどんですね」
「凄くなるわ」
「名馬は悍馬って言うからね」
 一色は腕を組んで笑顔で述べた。
「だから幸平君もベートーベンさんもこのままの方がいいよ」
「それはあんたもか?」
「僕もですか?」
「ああ、今の恰好見たらな」
 金属バットは一色の今の褌一枚の姿を見て言った。
「そう思えるな」
「まあこれはファッションってことで」
「この人にはかなり参っています」
 えりなは金属バットに頭を抱える顔で述べた。
「やたらこうした格好になるので」
「流石に服は着ないとな」
 高坂もこう言った。
「駄目だよな」
「目のやり場に困ります」
「ちゃんと着けてるよ」
 一色は爽やかな曇りのない笑顔で述べた。
「こうしてね」
「ああ、問題ないだろ」
「左様ですね」
「僕もそう思う」 
「そうだよね」
 霊幻とディアブロ、慶彦、ギーシェは完全に一色の味方だった、その立場からはっきりと言うのだった。
「一色さんはこのままでいいよ」
「むしろこの方がいい」
「素敵ではないですか」
「何処が問題だろうな」
「その同じ魂同士で庇い合うのは止めて下さいっ」
 えりなはまたしても必死になって言った。
「それを言ったら私もそうしますよ」
「えりなさん、その時は頼りにして下さい」
「何時でも力を貸す」
 刀華と那月が名乗り出た。
「それも全力でだ」
「そうさせてもらいます」
「まあ落ち着いてくれ」
 ここで葦原が間に入った。
「そうした話をするときりがないからな」
「それもそうですね」
 えりなは葦原に言われて落ち着きを取り戻した。
「それでは」
「ああ、個性は活かすということでな」
「そういうことで、ですね」
「やっていけばいい」
「それでは」
「その個性が幾ら凄くてもです」
 北条も言った。
「法律に触れていないと私も言いません」
「警察官の方もですね」
「一色君はこれで褌がないと」
 それならというのだ。
「言っていましたが」
「褌があるとですか」
「少なくとも私達の中にいれば」
 それならというのだ。
「言いません」
「そうですか」
「ぎりぎりですが」
 それでもというのだ。
「言いません」
「そうですか」
「まあ多少ぶっ飛んでる方がいいもんだ」
 マトリフは冷静な声で述べた。
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