第八十一部第三章 無関心でいられる訳その二十四
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「私はどうもです」
「韓国出身ですが」
「韓国政界にはいられず」
「そして韓国官界でもですか」
「やがてはとなっていましたか」
「私は当初対日強硬派と言われていましたが」
それがというのだ。
「最初からです」
「そうではなかったですね」
「日本を特に意識されていないですね」
「これといって」
「左様ですね」
「私は連合全体を見ています」
そうだというのだ。
「ですから」
「日本だけにこだわっておられないですね」
「連合全体をご覧になられて、ですね」
「内政を行っておられますね」
「左様ですね」
「韓国にいれば韓国のことを考えますが」
しかしというのだ。
「それでもです」
「今は中央政府内相であられるので」
「それで、ですね」
「連合全体を見ておられますね」
「左様ですね」
「そうです、ですが」
金はさらに話した。
「韓国にいても韓国全体を見て」
「そして、ですね」
「政治を考えられるので」
「だからですね」
「日本にこだわられることはないですね」
「各国政府も連合全体を見なければ」
韓国も然りだというのだ。
「政治が出来ないので」
「その通りですね」
「まさに」
「それは連合全体のことで」
「韓国もですね」
「日本にこだわらず」
「政治を考え行っていくべきです」
確かな声であった、金のそれは。
「ですがそれが出来ていないので」
「韓国は問題ですね」
「どうしても」
「そしてそのことがですね」
「韓国の政治を歪なものにしていて」
「国益も損ねていますね」
「そうです、日本にばかりこだわって」
そして日本を敵視する政策ばかり行っていてというのだ。
「国益をです」
「大いに損ねていますね」
「どう見ても」
「だからですね」
「そこをどうするか」
「それが韓国の課題となりますが」
「その課題を克服するどころか」
むしろという口調での言葉だった。
「悪化させてばかりなので」
「親日派は何も出来ない」
「そうした国情だからですね」
「韓国はあのままですね」
「千年来」
「そうなっていますね」
「韓国にいた時からあまり日本は意識していませんでしたが」
金自身はそうであったのだ、あくまで。
「周りの殆どの人はです」
「今の様にですね」
「それこそ連合建国以前から変わらない」
「日本ばかり見て向かって」
「全てはそこからはじまっている状況ですね」
「それが問題です、この度の件も」
日本の軍艦に砲塔ビームのそれを向けたそれもというのだ。
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