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新ヘタリア学園
第二千六十話  何故一本なのか

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第二千六十話  何故一本なのか
 ハンガリーは飛車の絵を観てどうにも気になることがありました、それは一体何であるかといいますと。
「何でこの絵の人手が一本なの?」
「それですわね」
「胸から一本だけ出てるけれどね」
「この人そうした身体なのかしら」
 チェコそれにスロバキアと共に言います。
「ひょっとして」
「けれど委員長さんの社会はかつて身体障害者の人に厳しかったですわね」
「しかも片手で軍人さんは難しいじゃないの?」
「そのことですね」
 日本はここでも冷静に応えます。
「気にしないで下さい」
「いや、気にするから」
 ハンガリーは即刻言い返しました。
「何か山海経に見えたから」
「そうしたレベルだと思えばいいんだ」
「簡単なことある」 
 アメリカも中国も冷静です。
「あの書ではそうした人が大勢出て来るあるが」
「飛車もそれだな」
「何かもう無茶苦茶過ぎて言葉が出なくなったわ」
 さしものハンガリーも困り果てたお顔になってしまいました、何故絵の人が一本の手が胸から出ているだけということについても。


第二千六十話   完


                   2022・7・7
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