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星河の覇皇
第八十一部第二章 軍事の素養その四十三

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 テーブルの自分の席に座って豪快に飲む、それで言うのだった。
「ビールも程々ならね」
「いいんだな」
「というか寝る前のこれがないと」
 自分の席に座ってスナック菓子を炭酸飲料と共に楽しむ弟に話した。
「駄目なのよ」
「いや、姉ちゃん朝もだよな」
「飲む時あるわよ」
「そうだよな、ビールは」
「食欲がなかったら」
 その時はというのだ。
「ドイツ風にね」
「生卵入れてだよな」
「一気に飲んでね」
「それが朝飯だよな」
「これがいいエネルギー補給なのよ」
「だから朝も飲む時あるか」
「ええ、けれど基本私はね」
「仕事が終わってから飲むんだな」
「そうよ、飲んで」
 そしてというのだ。
「酔ってね」
「それから寝るよな」
「そうよ」
 その通りだというのだ。
「今日もそうだし」
「飲んでか」
「そう、三リットル飲んで」
「それでか」
「寝るわ」
「ビール三リットルか」
「それ位普通でしょ」
 エウロパひいてはイギリスではというのだ。
「飲む量は」
「そうか?」
「皆これ位飲んでるわよ」
 ビールをというのだ。
「本当にね」
「そうなんだな」
「だからね」
「姉ちゃんもそれだけ飲むか」
「それであんたも高校に入ったら」 
 エウロパではその年齢から飲める様になる、このことは連合の殆どの国も同じである。だからどちらの国でも酒は好まれている。
「それ位はね」
「飲む様になるか」
「なるわよ」
 絶対にという返事だった。
「実際にね」
「そうなるんだな」
「しかもあんたは大きいから」
 また弟の体格の話になった。
「身体も動かしてるし」
「柔道でか」
「だから余計にね」
「飲む様になるか」
「身体動かしてるとお酒もね」
「それでか」
「あんたはそれこそ私以上によ」
 弟にビールを飲みつつ笑って話した、肴にはサラミを出している。
「飲む様になるわよ」
「そうか」
「絶対にね、ただまた言うけれど」
「身体はか」
「壊さない様に」 
 飲み過ぎ、それでというのだ。
「注意してね」
「そうしながらか」
「楽しんでね、じゃあお姉ちゃん飲み続けるから」
「三リットルか」
「それだけ飲むから」
「本当にビール好きなんだな」
「お酒の中でもね」
 とりわけ、というのだった。
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