表と裏と
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と付き合ってるんだ。欲しいと言われてもねぇ………」
リュカはティミーとアルルを見ながら、エルフの女王の要求を有耶無耶にしようとした。
「違う!お前との間に子供を作りたいと言ったんだ!」
「分かってる…分かってるよ、そんな事は……ただ、僕の勘違いであってほしかったからさぁ……でも何、いきなり!?」
「私が愚かだったばかりに、娘のアンを失う結果を招いてしまった…しかもエルフと人間の架け橋的存在になるはずの娘を失った…そして今更に人間との共存を望む様になったのだ…」
エルフの女王は、泣きながら過去の愚かさを語る。
「今度は私が犠牲になるべきなのだ!同族に罵られようが、人間との間に子を宿し、その子を希望の象徴として、人間と共存共栄を進めて行きたいと思っている!勿論その対象にリュカを選んだのは、私の個人的動機が含まれてはいるが………奥様の前で、この様な破廉恥な申し出…真に申し訳なく思います!しかしどうか、我らエルフと人間の架け橋として、ご協力をお願い致したい!」
エルフの女王は凛として表情でリュカと向き合い、真摯に要望を述べた。
誰もがリュカの答えを待った…
何時もの調子で答える事を…
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