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護られて幸せに
第二章

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 ミーガンはミズーリ州にいる古い知り合いのオベール=キッド大柄なアフリカ系の青年である彼にオンラインで話した、彼の周りには四匹の黒猫達がいる。
「こちらは親子だったけれど」
「四匹一緒なのは同じだな」
「貴方とね」
「こっちはカンサスシティでだったな」
 キッドはミーガンに話した。
「動物保護団体が里親を募集していて」
「それでよね」
「女房と猫を飼おうと話していて」
「それでその子達を引き取ったのね」
「そうだよ、四匹一緒だったけれど」
 キッドはさらに話した。
「その話を聞いてな」
「四匹一緒に引き取ったのね」
「ビンクスがな」
「ニャ〜〜〜」
 四匹の中で一番大きな子を見て言う。
「ずっと兄弟達を護っていたからな」
「生後六週間でね」
「生後二週間のな」
 今度は少し小さな子達を観て言う、見れば四匹共雄である。
「オリーとフランキー、シギーを」
「ニャア」
「ミャア」
「ニャウン」
 鳴いた三匹も見た、見れば三匹共ビンクスにずっと寄り添って非常に頼りにしていることが実によくわかる。
「ずっと傍にいて出来る限りのことをして」
「子猫なのにね」
「そんなに頑張って一緒にいる」
「そう聞いて」
「これは四匹一緒じゃないとって思ってな」
 それでというのだ。
「皆引き取ってな」
「家族にしているのね」
「ああ、そっちは親子でな」
「そちらは兄弟だけれど」
「一緒だな、離れたくないなら」
 猫達がそう思うならというのだ。
「是非な」
「一緒にいられる様にしないとね」
「そうだよな、猫にも絆はあるんだ」
「絆は大事にするものだから」
「そうしていかないとな」
「私達もね」
 ミーガンはキッドに笑顔で話した、そうしてだった。
 彼に今保護している猫達のことを話した、そうしてこれからも猫達を幸せにしていくことを誓うのだった。


護られて幸せに   完


                2022・6・25
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