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少女は 見えない糸だけをたよりに
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っていた。

「香波 いいんだな」と声がして、私は小さくうなづいていた。

 そして、チクッと痛みを感じて「アッ」と。「大丈夫か?」と聞かれて「いいよ ゆっくりね」そして、だんだんと巧のものをあの中に感じていた。

「巧とつながっているんだよね しばらく、このままでいて すごく、うれしいの」

 私は、ようやく巧と一つになれたのだ。なんか挟まっているような感覚だったけど、幸せを感じていた。そして、とっても嬉しかった。
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