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とある3年4組の卑怯者
79 活躍
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「う、うん・・・」
 リリィは藤木が気になった。そして彼女は藤木を追って走り出すのだった。

 藤木は山根に永沢と共に花輪家を出た。
「はあ〜、楽しもうと思ったのに・・・」
 藤木は溜め息をついた。
「藤木君、落ち込むなよ。あれは山田君が悪いんだから、君はケン太君や本郷君に凄いって褒められたんだから・・・」
 山根が励ました。
「う、うん、そうだけど・・・」
 藤木は結局、山田のせいで笹山に迷惑をかけてしまい、リリィに自分の活躍を話すどころか一度も話すことなく終わってしまった。その時、後ろから藤木を呼ぶ声が聞こえた。
「藤木君!」
 リリィだった。
「リリィ・・・」
「ごめんね、藤木君の活躍聞こうと思ったけど、たまちゃんの友達とか、3組の鹿沼君とかと話してて、なかなか近くに行けなくて・・・」
「いや、いいんだ。僕なんて・・・」
「でもさっき笹山さんとか長谷川君から藤木君の事聞いたわ。凄い頑張ってたのね・・・。優勝、おめでとう」
「リリィ・・・。ありがとう・・・」
 藤木はリリィにやっと自分の活躍を知ってもらえて嬉しかった。
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