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冥王来訪
第二部 1978年
ソ連の長い手
ミンスクハイヴ攻略 その6
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が吹き飛べば、貴方方も、ビル諸共一緒に吹き飛ぶ。
無論、ゼオライマーも無傷ではあるまい」
老人は、額に汗を浮かべるも、強がってみせる
「どうせ偽物だ。やれるものならやって見よ」
男はダイナマイトを取り出すと、導火線に葉巻を近づける
彼等の面前に放り投げると、同時に伏せた
マサキは、あまりの急転直下の出来事に身動ぎすらできなかった 

 男達は、大童でその場から立ち去ろうとした
その矢先、鎧衣は自分が放った短機関銃を拾い上げると、素早く撃つ
わずか2発の銃弾は、正確に男達の眉間を貫く
立ち上がると、こう吐き捨てた
「KGBの上司と部下がゼオライマーを巡って、打ち合い双方とも果てる。
哀しいかな……」

 恐る恐る、投げたダイナマイトを見る
すでに立ち消えしており、端の方へ転がっていた
「おい、今のダイナマイトは……」
「火薬の量を調整して置いた」
そう言うと、もう一つのダイナマイトの封を切り、床に火薬をぶちまける
先を描くようにして、振りかけながら別の道へ進んでいった
通路の角に差し掛かると、男はブックマッチを取り出し、火を点ける
燃え盛るマッチは火薬の上に落ち、勢い良く火花を散らす
その様を一瞥すると、素早く立ち去った

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