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オズのホボ王子
第十幕その一

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               第十幕  国に戻って
 一行は旅を続け遂にでした。
 リンキティンク王の国に入りました、ここでモジャボロはこう言いました。
「遂に到着だね」
「うん、楽しい旅だったね」
 弟さんも応えます。
「本当に」
「そうだね、そしてね」
「これからはだね」
「楽しいパーティーだね」
「それがはじまるよ」
「そうだね」
「いや、旅はまだ続いているよ」
 教授はパーティーのことをお話する二人に言いました。
「言うね」
「そうだね、旅はお家に帰るまで」
「それまでだったね」
「だから私達の旅は都や大学に戻るまでだよ」 
 こう言うのでした。
「それまでだよ」
「そうだったね」
「そのことを忘れていたよ」
「そう、旅はまだまだ続くよ」
 そうだというのです。
「終わりというのはね」
「まだまだだね」
「終わらないね」
「まだまだ先だよ」
 それはというのです。
「だからね」
「旅も楽しむ」
「そうすればいいね」
「そうだよ」
 こう言うのでした。
「だからこのまま行こう」
「そしてパーティーも楽しむ」
「そうすればいいんだね」
 二人も頷きました、そうしてです。
 一行は黄色い煉瓦の道を歩いていきます、すると。
 お菓子の牧場の横に来ました、ジョージ達はその牧場を道から見て言いました。
「牧場もあるね」
「僕達が来た時そのままだね」
「お菓子達もどんどん増えてるね」
「数も種類も増えてるわ」
「とても賑やかね」
「うん、それじゃあ今からね」
 王子は五人に応えて言いました。
「丁度おやつの時間だし」
「だからですね」
「今からですね」
「牧場に入って」
「そうしてですね」
「これから食べるんですね」
「そうしよう」
 こう言うのでした。
「今からね」
「いいわね、じゃあ入りましょう」
 王女も言ってきました。
「ジュースや紅茶が出る水道もあるしね」
「飲みものもあるしね」
「そうしましょう」
 王女もこう言ってでした。
 皆で牧場に入ってでした。
 おやつを食べはじめました、牧場の中にいるお菓子達をそのまま食べます。王女はその中のチョコレートを食べて言いました。
「とても美味しいわ」
「そうですよね、どのお菓子も」
 恵梨香は苺のケーキを食べつつ応えました。
「物凄く美味しいです」
「それも沢山ありますし」
 ナターシャはクッキーを齧って微笑んでいます。
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