第二千三話 退学になって
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第二千三話 退学になって
大隈さんは佐賀藩で学校に通っている時に今の古い学問ではどうにもならないと主張しました。その結果です。
「退学になったである」
「そしてそこからですね」
「かえってよかったである」
日本にまずはこう答えました。
「我が人生の師に出会えたである」
「フルベッキさんですね」
オランダ出身のアメリカの方でした。
「宣教師の」
「その人に出会えてである」
「多くのものを学べたのですね」
「それで今の吾輩があるのである」
大隈さんは日本に笑顔でお話しました。
「そうなったのである」
「人間万事塞翁が馬ですね」
「そうであるな、そしてである」
「今に至りますね」
「人生何があるかわからないである」
感慨深く言いました。
「そして母上にもである」
「言われたことがありましたね」
大隈さんは退学になりました、ですがそこから大きな出来事があって大切なことを学べたのです。
第二千三話 完
2022・6・9
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