第千九百九十三話 影が薄いが
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第千九百九十三話 影が薄いが
松方さんは本当に影が薄いですが。
「松方さんの為なら」
「是非やらせて下さい」
慕う人は多いです、それはどうしてかといいますと。
「あんないい人いないです」
「優しくて気がつく方ですよ」
「いつもよくしてもらっています」
「その松方さんの為なら」
とてもいい人なのです、だからです。
皆松方さんの為に頑張ります、日本もそれを見て言います。
「あれだけ出来た方はそうはいないです」
「日本さんもそう思うんだな」
「はい、心から」
伊藤博文さんに答えます。
「苦労されてきただけはあるでしょうか」
「実は人格だけじゃないんだ」
伊藤さんは笑顔で言いました。
「政治家としての能力特に財務が凄いんだ」
「そうなのですね」
「だから是非な」
伊藤さんは笑顔で言いました。
「彼には活躍してもらうぞ」
「そうしますか」
「雄飛してもらうぞ」
目立たないと言われている松方さんですが見ている人は見ています、その中に伊藤さんもいたのです。
第千九百九十三話 完
2022・6・4
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