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少女は 見えない糸だけをたよりに
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売っているって 他人聞きの悪い ちゃんとした料理の添え物だよ」

「わかりました お姉ちゃん 香波です よろしくお願いします」と、もう一度お辞儀をしていた。

「うん 板倉壮二です いやー 緊張しないで 気楽にね お姉さんとは大学の時からの付き合いだから、気安いんだよ だから、君も気楽に話してよ」

 と、言って居る間に、もう、お姉ちゃんは他の人達に挨拶に行ってしまった。立食のパーティで、30人ぐらいの集まりだった。女の人は、私達2人の他には、3人ぐらいしか居なかった。

「香波ちやん 何か飲むかい?」

「えっ ええ ジュースを」

「ふふっ 16だものな えーと ジンジャーエールでいいかな 後は、ノンアルコールのビール」

「すみません ジンジャーエールを・・ あそこのいただいてきていいんですか?」

「いいよ 僕が 持って来るヨ ここから、動かないでね」

 その後、色んな食べ物を持って来てくれたり、何人かの男の人を交えて、話して居れていた。私、自然と笑ったりしていたんだ。

「香波ちゃん もっと、顔を上げてね 可愛いんだから 笑顔みせてよ 自信持って ほら、庭のツリーもきれいだよ」

 なるほど、お庭に大きなクリスマスツリーが。噴水のようなものもあって、綺麗!。

「香波ちゃんは、なんかペットは?」

「いいえ うちには、何にも たまに来る小鳥達、あと池の鯉ですかねー」

「うふっ そうかー 僕とこはね 去年の冬から猫を飼い出したんだ るる がね捨て猫を連れて帰ってきてね あー るる って僕の妻君」

「えー ご結婚されてたんですか? 見えない!」

「それは 落ち着きがないってことかな?」

「いいえ あのー 若々しいっていうか そのー」

「そうなんだよ こいつ まだ、若い嫁さんもらったんだよ まだ、20 現役の女子大生だよ るるちゃん 騙して、結婚しちゃたんだよ」と、隣に居たダイゴと呼ばれていた人が・・

「えー 学生? やだー いえ 違うんですよー そのー すごいっていうかー」

「ふふっ いいんだよ 香波ちゃんは そういうとこ ますます 可愛いね 言っておくけどね 騙したんじゃぁないんだよ 大恋愛なんだよ」

 まわりの皆も「そう そう ますます 可愛いよ」と、私は、もっと、恥ずかしくて下を向いていた。だけど、板倉さんも居てくれたお陰か、怖いって感じることも無かったのだ。

「うちの猫はね りり って るる が名付けたんだよ だからね 僕は、るるとりりだろー 時々、言い間違うんだよ その時にはな るるにな 罰として るる愛してるって3回言えって言われてね」

「あらー 何をノロケ話を 香波は まだ若いんだから 刺激的なこと言わないでね」と、お姉ちゃん
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