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お爺ちゃん猫の幸せ
第一章

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               お爺ちゃん猫の幸せ
 カナダバンクーバーのジル=ウィリアム黒髪と顔の下半分を覆う黒髭が特徴的な面長で黒い目を持つ彼は。
 妻のカトリーヌ長いブロンドの髪と青い目で誰もが驚くまでに見事なスタイルを持つ彼女と生きものの保護センターに来ていた。
 そうして家に迎えるべき猫を探していたが。
 そこにいた白黒の八割れの雄猫の前に来るとだ、二人の息子である金髪で黒い目に面長の顔を持つジェイジェイが言った。
「この子にしよう」
「えっ、その子か」
「その子なの」
「うん、この子にしよう」
 こう言うのだった。
「何か感じたから」
「ニャア」
「そうか、しかしな」
「随分お爺ちゃんね」
 二人は息子を見て親し気に鳴いた猫のケースにある情報を見てどうかと思った、見れば二十歳である。
 しかも開いた口には歯がない、それで言うのだった。
「何時までいられるか」
「わからないけれどな」
「けれど出来るだけね」
 それだけというのだ。
「一緒にいよう」
「そうか、家族に迎えてか」
「この子が生きられるだけなのね」
「そうしよう」
 こう言ってだった。 
 息子がその猫を抱いて家族に迎えた、その老猫はウィリアム家に入るとだった。
 すぐにだ、デグスターと名付けられジェイジャイと仲良くなり。
 彼といつも一緒にいる様になった、そしてだった。
 家の二匹のハスキー、グレーと白の雌のアンナ黒と白の雄のルイともだった。
 仲良くなった、そうしてよく遊んだ。
「ニャア〜〜〜」
「ワンワン」
「ワオン」
「いや、すっかり家族に馴染んだな」
「そうね」
 妻はそんな彼等を見て笑顔になる夫に彼女も笑顔になって応えた。
「どうなるかって思ったけれど」
「お爺さんでな」
「けれど元気でね」
「歯はないけれどミルクもよく飲むしな」
「ジェイジェイとは特に仲良しだし」
「家族になってくれてよかったよ」
 二人も今ではこう思った、そして。
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