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俺が魔王の息子ってマジですか!?
15話 ベルと高校生 下
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背中に
張り付き、大泣きをしていた。
もう、この場に居る誰にも止められない。
クソ虫を自分の手で排除できなかったのは少々残念だが、幼いベルゼ様が
クソ虫を退治したと聞けば紅蓮様はお喜びになるはず。
今回はベルゼ様の勇姿にお喜びになる紅蓮様を見るだけで我慢しよう。


「ちょっと!やばくないっスか!?保護者なら止めてくださいよ!!」


計画の変更を考えていると、隣から声が聞こえたので振り返ってみると。
銀髪のクソ虫が居た。
なんだ、まだ居たのか。
正直、どうでもよすぎてすっかり忘れていた。
まあ、ベルゼ様が泣き止むまで暇なのだ、少しぐらい相手をしてもいいだろう。

「無理です。あのような大泣き、大魔王様か紅蓮様にしか止める事は出来ません」

「マジですか!?」

私の話を聞いて驚愕するクソ虫。
正直このようなクソ虫に敬語を使うのは嫌なのだが、私は紅蓮様の侍女悪魔。
いつでも、どこでも最高の侍女でいなければならない。
それはそうと、紅蓮様にお会いしたらまず、一緒に暮らす家を見つけなければ。
広い庭で遊ぶ、ベルゼ様。
それを見守る、仲のよい私と紅蓮様……最高だな。
そんな感じに、紅蓮様との家族計画を考えていると先程まで発生していた
雷撃が止んだ。
どうやら、ベルゼ様が泣き止んだようだ。
さっさとベルゼ様を回収……ではなく、奪還せねば。
そう思い、ベルゼ様に近づこうと歩き出す。
しかし……。

「男がそう簡単に泣くんじゃねーよ。バカにされるぞ」

「アウ」

クソ虫はしぶとく生きていた。
ベルゼ様の頭を撫でている様子から、おそらくベルゼ様を泣き止ませたのだろう。
頭を撫でて泣き止ませる。
簡単な事だが、簡単ではない。
さすがはベルゼ様が選んだ『親』ということか……。
ふう、とため息をつきながらあたりを見渡す。
ある場所は地が抉れ、ある場所は木が薙ぎ倒されていた。
なるほど、ベルゼ様の触媒としての資質も『親』として問題はない……か。

ただの大泣きでここまでの力を引き出す、この男。
見かけと品位と性格以外は、ベルゼ様の『親』に相応しいのかもしれん。
私の中で、クソ虫がドブ男にランクアップした瞬間だった。
この男を調教し、まともに仕上げれば紅蓮様は納得するだろうか?
ドブ男の調教計……もとい、まともな契約者育成計画を考えていると……

バギン!!


金属の破砕音が聞こえ、音のした方を見ると鉄塔がベルゼ様に向かって倒れ始めた。
まずい!!

「ベルゼ様ーーー!!!」

急いでベルゼ様の元に駆け出すが、間に合わない!
必死で間に合うように足を動かす。
すると、ベルゼ様に駆け寄る一人の男が居た。
ドブ男!?
なんと、いつの間にかどこかに行ったド
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