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オズのホボ王子
第四幕その十二

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「食事やお風呂もね」
「楽しむんですね」
「そうしようか」
「今からですね」
「そう、そして」 
 それでというのです。
「街まで行こうね」
「わかりました」
「ええ、それとね」
「それと?」
「もう一つ思うことは」
 それはといいますと。
「オズの国は色々な国の童話も入る様になったね」
「それは凄いよ」
 教授もそれはと頷きます。
「アメリカの童話だけでなくね」
「日本も中国もでね」
「そしてそれ以外の国の童話もね」
「入っているね」
「人魚姫もロビンフッドもいて」
「親指姫に白雪姫もいるよ」
 そうした人達もというのです。
「ピーターパンもいて」
「本当に色々な人達がいるよ」
「それなら」
 ジョージはそのお話を聞いて思いました。
「オズの国は全てのお伽の世界が集まっているんですね」
「そうなっているよ」
「そうなったのはどうしてかというと」
「アメリカが反映されるね」
 オズの国はというのです。
「アメリカは色々な国から人が来るから」
「だからですね」
「世界中の童話がね」
「集まるんですね」
「そしてそこにいる登場人物も」
 彼等もというのです。
「集まるんだ」
「そういうことですね」
「そう、そして」
 それでというのです。
「色々な人と出会えるよ」
「これからも」
「夢のある人が来て」
「童話の人達もですね」
「集まるね」
「それがオズの国ですね」
「だから銀河鉄道の夜もあるんだ、そしてね」
 王子はこうも言いました。
「夜空にこうして鉄道の旅をする時はハレルヤとね」
「呟くんですね」
「そう、そしてそのハレルヤは」
 どうかといいますと。
「お経になるんだよ」
「あの作品ではそうですね」
「そうなっているから」
 だからだというのです。
「それでだよ」
「そう呼ぶんですね」
「そうだよ」
 まさにというのです。
「ここはね」
「そうですね、ぞれじゃあ」
「うん、皆で呟こうか」
「ハレルヤと」
「そうしようか」
「それじゃあ」
 ジョージも頷いてそうしてでした。
 そう呟きました、列車はその中で夜空を進み翌朝その街に着きました。
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