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オズのホボ王子
第二幕その七
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「お風呂にね」
「入ってですね」
「晩ご飯にしましょう」
「それでは」
「ええ、今は臆病ライオンと腹ペコタイガー、つきはぎ娘とエリカとハンクとキャプテンとガラスの猫はいないけれど」
 彼等のお話もするのでした。
「皆旅に出ていてね」
「それで、ですね」
「残念だけれどいないけれど」 
 それでもというのです。
「ドロシー達もいるし」
「それで、ですね」
「皆でね」 
 是非にというのです。
「晩ご飯も楽しんで」
「そうして」
「よく寝てもらって」
「それからですね」
「朝起きてご飯を食べて」
 そうしてというのです。
「お話をしましょう」
「それでは」
 王子も頷いてでした。
 そうして皆はオズマの言う通りにです。
 お風呂に入って宮殿の美味しいお料理をご馳走になってです。
 それからゆっくりと寝ました、そして起きるとです。
 ご飯を食べました、その後でオズマは皆をティーパーティーにお誘いして優雅に紅茶を飲みながらお話をしました。
「王子が主催のパーティーね」
「はい、リンキティンク王の国で開かれます」
 王子は笑顔で応えました、見れば皆緑のコップとお皿そしてエメラルドのスプーンを使って紅茶を飲んでいます。その紅茶も紅茶ですが色は緑色です。グリーンティーではありません。そこは重要です。
「僕が主催のそのパーティーにです」
「開かれて」
「それで、です」
「私達もなのね」
「都にいる皆さんも」 
 王子はマカロン、お茶と一緒に出されているこのお菓子を食べつつ答えました。
「是非にとです」
「招待したくて」
「それで、です」
 そのうえでというのです。
「今回お邪魔しました」
「そうなのね」
「それでどうでしょうか」
 王子はさらに言いました。
「皆さんは」
「喜んで受けさせてもらうわ」
 オズマは王子の申し出に優雅に笑って答えました。
「その申し出をね」
「それでは」
「宮殿にいる皆でね」
「来てくれますか」
「そうさせてもらうわ」
「わかりました、それではです」 
 王子はオズマの返事に満面の笑顔で応えました。
「いらして下さい」
「ええ、その日になればね」
「皆で、ですね」
「行かせてもらうわ」
「それでは」
「今は国会が開かれていて私達はすぐにリンキティンク王の国に行けないの」
 ドロシーがこのことをお話しました。
「そうだけれどね」
「それでもだね」
「ええ、けれどね」
 それでもというのです。
「国会はパーティーがはじまる時には終わるから」
「だからだね」
「ええ、是非ね」
 その時はというのです。
「お邪魔させてもらうわ」
「ではね」
「行かせてもらうわ、私達も」
「それでよかったらね」
 ここでモジャボ
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