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私はいじわる 小悪魔が住みついた
9-?
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 10月初めに、私達女子チームの初の対外試合が決まった。京都まで遠征するらしい。

「向こうは、全日本にも出ているし、女子野球のリーグ戦にも参加している。だから、勝てなくても当たり前なんだ。でも、全国レベルがどれぐらいなんかを知るには、いい機会だからな。普段通り、ぶつかっていけ」と、末永先生は予防線を張っていた。だけど、鈴花ちゃんは、

「勝つぞ だって、ウチ等 男子相手にあそこまで頑張ったんだから きっと 勝てるよ」と、強気だった。

 そして、当日は京都駅まで行って、バスに乗り換えだ。穣先輩と昂君が付いて来てくれていた。
バットとかヘルメットは、鈴花のお父さんとお母さんが車で運んでくれた。
 
 試合は、ウチ等が先攻で始まった。今日は美智佳さんが1番 私は2番だった。美智佳さん サードへのフライ。私も、普段、島本先輩の球に慣れているので、山なりのボールに待ちきれなくて、何とかあてたんだけど、セカンドゴロ。鈴花はセンターライナーで、簡単に打ち取られてしまった。鈴花の時、応援の声が大きかったんだけど。

 その裏。香澄さん、ストライクが入らなかったりして、2人に連続フォアボール。そして、内野みんなが集まって

「香澄 ウチ等の内野 信用して 打たせて大丈夫だよ」と、私は、呼び捨てで声を掛けていた。

 次の打者は、ファーストゴロ 美智佳さんは、迷ったけど、1塁ベースを踏んで、とりあえず、1アウトを取れた。だけど、次の打者、セカンドゴロの間にホームインされて、簡単に1点取られてしまった。

 そして、2回はランナーを出されたけど、何とか0点だったけど、3回にも1点取られていた。ウチ等の方は、3回終わって、四球が1人出ただけで、1本もヒットが出てなかった。

 4回表、私 先頭打者だった。後ろから

「真珠 振り回すな― あてていけー」と、昂君が声を出していた。私は、昂君を見て、頷いていた。

 そして、1球目から、当てていった。超えた、ピッチャーの頭の上、そしてセンター前に・・。次の鈴花が、又、眼で訴えている。わかったんだけど、いつよー 最初から?。鈴花を見返したら・・アゴをしゃくったような気がした。わかった OK!。

 初球に走った。私のうしろのほうで、鈴花の打った球が飛んでいるのを感じながら、私は3塁めがけて走った。でも、鈴花の球の処理にもたついているのを、見て、私はベースをまわっていたのだ。それを見て、鈴花も2塁へ向かう素振りで・・だけど、私は、必死で頭から・・飛び込んで行った。審判の手が広げられているのが見えた。だけど、鈴花は1.2塁間でタッチされていた。でも、1点返したんだ。ウチ等のチームでも・・。

 でも、その裏。ヒット、四球、エラーなんかで、あっという間に2点加えられた。そして、1アウト2
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