第十八話 やり取りをはじめてその八
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「それを見付けられるかどうかだってね」
「おばさん言ってくれたのね」
「ひいお祖母ちゃんがね、幸せになれる人はね」
「身近に沢山ある幸せに気付ける人ね」
「そうした人は何でも感謝して」
そうしてというのだ。
「満足出来てね」
「幸せになれるのね」
「そうみたいよ」
「身近に沢山あるから」
「それを見付けられるかで」
問題はというのだ。
「感謝してね」
「満足したら」
「それで見付けられるから」
「私達もなのね」
「何でもいいことがあったら」
それでというのだ。
「面白い漫画とか本読んだり阪神勝ったり美味しいもの食べてね」
「ラインでお話しても？」
「それで遊んでもね」
「感謝したらいいのね」
「そうだってね、逆にね」
かな恵はさらに話した。
「何があっても不満で文句を言ったり揚げ足取るなら」
「幸せになれないのね」
「そうした人って不機嫌よね」
「不満持ってたり文句言ったりしてるとね」
「他の人や物事の欠点あげつらってね」
そうしてというのだ。
「批判ばかりでもね」
「不機嫌よね」
「そうした人はね」
「幸せになれないのね」
「そうだってね」
その様にというのだ。
「私言われたのよ」
「そうなのね」
「まあね、人の悪口ばかりあれこれ言う人なんてね」
理虹は口をへの字にさせて眉を顰めさせて述べた。
「嫌よね」
「聞いてるだけでね」
「横でそうしているだけでね」
直接話さずともというのだ。
「例えば藤川さん凄いって言って」
「球児さんね」
「けれどそこで茶々入れる様に」
そうした感じでというのだ。
「最後の方駄目だったとか肝心な時にへばって優勝に貢献出来なかったとか」
「あれだけの人でもね」
「そう言うの聞いてたら」
それが直接話していなくてもというのだ。
「嫌になるわね」
「そうよね」
「それより凄いって素直に褒めるのを聞いた方がね」
「気分いいわよね」
「ええ、他人を批判するより」
それよりもというのだ。
「他人を褒める」
「その方が聞きやすくてね」
「好感持てるわね」
「その人の改善点言うなら何処をどうしたらいいって言うわね」
「それが主観でもね」
「それを言わないで悪い点ばかり言っても」
そうしてもというのだ。
「周りが不愉快になるだけよ」
「そうよね」
「本当にね、他人を批判出来てもその欠点見付けられて言える自分偉いとはね」
「ならないからね」
「はっきり言って嫌なだけだから」
そうしたことを聞いてというのだ。
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