暁 〜小説投稿サイト〜
DOREAM BASEBALL 〜夢見る乙女の物語〜 
波乱の幕開け?
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莉愛side

ガキッ

二番打者の笠井さんの打球はセカンドへのボテボテのゴロ。外角のボール気味のストレートを打たされてしまったように見えた。

「次がクリンナップに抜擢された一年生か」
「どんなバッティングするのかな?」

左打席に入る背番号20の少女。そんな彼女を見た時、私たちは驚きを隠せませんでした。

「え?あれがクリンナップ?」
「小さくない?」

背丈は私よりも少し高いくらい……しかしそれよりも気になったのは彼女の肌の色。野外スポーツをしているとは思えないほどに色白なのだ。そんな選手が東英学園にいるなんて信じられないと隣を見ると、瑞姫が厳しい顔付きでその子を見ていました。

「どうしたの?瑞姫」
「あいつ……シニアで対戦したことがあってね」

打席に立つ鎌倉(カマクラ)さん。彼女もシニアリーグ出身らしく対戦経験があるらしい。

「すごいの?」
「三打席ともヒット打たれたよ。しかも一本はホームラン」
「「「「「!?」」」」」

その言葉に耳を疑う。試合には勝利したらしいが鎌倉さんには完全に打たれてしまったとのこと。それを根に持っているらしく、彼女と同じ東英学園には行きたくなかったとのことで、なんか瑞姫らしいなと思った。

「もしかして他の一年生もあれじゃない?」
「そうかも。千紗は関東大会でも出てたみたいだし」

レギュラーに名前を連ねている一年生を三人とも知っているらしい紗枝と瑞姫。若菜と翔子は軟式出身だからか知らないみたいだけど、二人が知ってるってことは実力もあるってことか?

キンッ

一年生ながらクリンナップに抜擢される彼女のバッティング。それに注視していると初球の内角へのストレートをフルスイング。打球は一塁側スタンドへと吸い込まれる。

「スイング早ッ」
「優愛みたいな感じかもね」

先輩たちも唸るスイングスピード。とてもあの小さな体から繰り出されるとは思えないそれを見た私は黙り込んでしまう。

(この子を打ち取るなら次はどう攻める?)

今度は外から切り込んでくるスライダー。ただ低かったこともあり判定はボール。次は私ならストレートを外角に外れてもいいから厳しく攻めるけど。

カキーンッ

私の予想を裏切り三球目は高めへのストレート。これを鎌倉さんは捉えたが、打球はライトへの後方へのフライ。元々深めに守っていたライトが数歩下がったものの、両手で大事に捕球し三者凡退に抑えていた。
















第三者side

「どうだった?」
「なんか打たされた感じがしますね」

ベンチに戻ってきた鎌倉に問いかける町田。それに彼女は不貞腐れた表情を浮かべながら戻ってきた彼女が答える。

「今ま
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