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ハッピークローバー
第十七話 合コンが終わってその二

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「いいわよね」
「そこでそう言うのね」
「駄目?」
「いや、いいわよ」
 笑顔でだ、かな恵に返した。
「それでもね」
「それじゃあね」
「皆で合って二人でも楽しんで」
「そうしてね」
 そのうえでというのだ。
「楽しもう」
「それじゃあね」
 かな恵に言葉を返してだった。
 一華はすぐに達川に顔を向けて言った。
「あの、よかったらメアド交換して」
「していいかな」
「お願い、あとね」
 かな恵はさらに言った。
「ラインもね」
「そっちもなんだ」
「やろう、ラインやってる?」
「親と」
「じゃあ私ともね」
 達川に勢いのまま話した。
「やる?」
「いいんだ」
「むしろこっちがお願いしたいわ」
 達川に笑顔で申し出た。
「本当にね」
「それじゃあだね」
「そう、これからね」
「ラインを登録して」
「これからはね」
「ラインでもだね」
「お話しよう」 
 こう言うのだった。
「そうしようね」
「それじゃあね」
 達川も応えてだった。
 二人はラインでのやり取りもはじめた、そうしたやり取りもしつつ一同は後片付けをして店を後にした。
 その時にはかな恵はかなり酔っていたが。
「歩けるからね」
「大丈夫か?」
「ぎりぎりね」
「けれどかな恵の家階段使って行くだろ」
 団地の中でというのだ、成海はかな恵を心配する顔で見て話した。
「だからそこまで酔ってるとな」
「危ない?」
「部屋まで送るな」
 かな恵自身に申し出た。
「そうするな」
「悪いわね」
「悪くないさ、というか手をつないでな」 
 成海は笑って話した。
「階段じゃなくてエレベーターでな」
「そっちで行くの」
「お前いつも階段で行くだろ」
「基本ね、運動になって」 
 階段で行き来することがというのだ。
「その分ダイエットになるから」
「だからか」
「そう、だからね」
 それでというのだ。
「いつも使ってるの」
「ダイエットか」
「そう、お料理も他の家事もカロリー使ってね」
 そうしてというのだ。
「ダイエットにも役立つけれど」
「階段使うこともか」
「私運動部にいないし」
 そこの所属でなくてというのだ。
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