暁 〜小説投稿サイト〜
冥王来訪
第二部 1978年
ミンスクへ
青天の霹靂 その4
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主と、自分から」
右手に握ったタバコを、灰皿に押し付ける
「そうだ、冥府の王と。
冥府の王の事を、日本では閻魔(えんま)大王(だいおう)と言う
日本の仏教信仰では、閻魔大王は地蔵(じぞう)菩薩(ぼさつ)の仮の姿。
僧形に身を(やつ)し、地獄の責め苦から救う、代受苦(だいじゅく)の菩薩と聞く」

「それがどのような関係が……」

「彼は、BETAの艱難(かんなん)から、我らの身代わりになって救ってくれる存在かもしれんと言う事だよ」
 
 彼は、椅子に腰かける長官を見つめる
その表情は恍惚(こうこつ)としており、壁を眺めている
彼は、思う
長官自身が、例の戦術機に魅了(みりょう)されている事を……

 暫しの沈黙の後、長官は口を開く
「この件は、君の戦術機開発に役立つかもしれん。
また、機会があれば声を掛けよう。よろしく頼む」
彼は立ち上がって、送り出す長官に見送られる
職員の案内で、来訪者用の出口から退庁
帽子を被り、日の落ちた空を見上げながら駐車場まで歩いて行った

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