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SAO編−白百合の刃−
SAO26-Yui Suzuna
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「えっと…………兄の話をまとめると、森の噂を聞いた兄とアスナは噂を確かめるべく、森へ向かうと、ユイちゃんが倒れていて、放って置くわけにもいかず、とりあえず家に連れてきて……今に至るってこと?」
「そういうことだ。これで誤解は解けただろ」
「ほんと解けてよかったよ……」

 兄は椅子で寝ている妖精のような少女、ユイちゃんのことを私とドウセツに話してくれた。それと同時に、私もスズナのことを兄とアスナに話した。
 それで共鳴するかのように、ユイとスズナには偶然とは思えない共通点が見つかった。
 まず一つが、ユイちゃんとスズナは同じ記憶喪失であること。何故、ユイちゃんとスズナが記憶喪失になったのかもわからない。兄は記憶がないのは、精神にダメージを受けているのではないかと推測している。となると、スズナも同じような理由なのだろうか? そうだとしたら、偶然に二人共記憶喪失になることなんてあるだろうか? その可能性はなくはないけど、今はそれを確かめる術はない。
 また、二人とも私達を親と認識している。家族の温もりを求めているのかは決定づける理由がないものの、生まれたてのヒナは最初に見たものを親と認識するって聞いたことある。それが私達を親と認識する理由ではないかと思っている。
 もう一つの共通点はユイちゃんもスズナと同様にカーソルは表示されないことだった。家に入れたんだからNPCでもないし、クエストの開始イベントもないようだった。
 二人の違うところを挙げると、外見が違うところと、スズナは表情が貧しい点に対して、ユイちゃんは幼児退化のように言葉が乏しいところ、それ以外を除けば、ユイちゃんとスズナの存在はまったく同じとも言っていいだろう。

「ねぇ、スズナちゃん」
「?」

 アスナがドウセツの膝の上でミルクを少しずつ飲むスズナに声をかける。スズナは視線をアスナの方へ向けてから首を傾げた。

「スズナちゃんは……ユイちゃんのこと知っているかな?」
「ん…………わかんない」

 スズナは首をかしげて考え込むが、首を左右に振って口にして、兄とアスナを不思議そうに見つめる。でもすぐに視線はミルクの方へと戻り、再びミルクを少しずつ飲み始めた。

「う〜ん……ユイとスズナは境遇も年齢も共通点あるから、姉妹だと思っていたが……」
「記憶喪失なら確かめようがないもんね」

 兄は腕を組みながら悩み、アスナはスズナとユイちゃんの関係性と存在に悩んでいた。兄が思うことはこの場にいる私達が思うところなんだろうね。スズナとユイちゃんはそれぞれ別の場所で倒れていたが、特徴や境遇が偶然には思えない。姉妹だと考えてもおかしくないが、確実に確かめる術は、今は持ってない。姉妹ならどこかしら似るところはあるとは思うんだが……それは追々確かめるしかない。
とにもか
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