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俺、ツインテールになります。外伝〜追憶のテイルチェイサー〜
Episode2「おもいで」
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トゥアールは私のことを「奇跡の子」だと言っている。
だからこそなのか、大切にしてくれるのはいいんだけど……。

「トゥアール、前から気になってたんだけど、いい?」
「ん?ふぁんふぇふふぁ?」
「食べながらしゃべらない。おぎょーぎわるいよ」

注意されると、オムレツをすぐさま飲み込み、口を拭くトゥアール。

ちなみに今日は、私と同じ形のツインテールにしている。
寝坊したから、一番結びやすい形を選んだのだろう。

「なんですかシルファ?」
「わたしにプログラムされたきほんめーれーについてなんだけど」

私が作られた理由。それは基本プログラムとして、メモリーに入っている。
私が行動する上で、最も強い命令。行動の指針となる、とても大事なものだ。


「わたしが作られた理由って、トゥアールのサポートのためなんだよね?」
「そうですよ。研究や戦闘、あと幼女を愛でる事に忙しい私の生活をサポートしてもらうために……」
「それ!そのせんとうサポートのめいれいをはたせていないんだけど、どうゆうことなの!?」

そう。私はトゥアールの戦闘をサポートする為に開発されたはずだ。
なのにトゥアールは、私をエレメリアンとの戦いに連れていこうとしない。それどころか、家から出る事を許可してくれないのだ。

「気が変わったんですよ。戦闘はやっぱり私一人で充分です!!」

くわっ、と思いっきり目と口を開きながら答えるトゥアール。

「じゃあお外出してくれないのはどうして?へやの中でテレビやラジオやネットから得るよりもいいじょーほーがたくさんもたらされるから、むしろわたしががいしゅつすることはすいしょーされるべきだとおもうんだけど?」
「やっぱり、ひらがな表記にすると随分と印象が変わるものですね……。お堅い言葉も全然語っ苦しくなくなって、可愛らしいです!」
「トゥアール!!ごまかさないで!」

 テーブルを叩いて講義すると、トゥアールは明後日の方向を向きながら答えた。

「いや〜、分かってはいるんですけど……シルファの可愛さにつられて品のないロリコン野郎共が近寄ってきそうで嫌なんですよね……」
「あなたがそれ言う……?わたしをおきがえさせる時に、まだ手持ちのちしきが少ないのをいいことに、わたしのおしりもんできたことは、いまだにドン引きなんだけど……」

その一言で目を逸らすトゥアール。やれやれ、困った開発者だ。

「しまった、人工知能の発達速度の速さだと騙せる時期も結構短いですね……その辺も考慮して作ればよかった……」
「ぜんぶ聞こえてるんだけど……」

そろそろ厳しく言っておかないと、人としてアウトなのではないだろうか?

本当に、この人は理解するのが大変だ。
ロリコンの心理についても理解不能で
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