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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
『白式』
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 あの後すぐにセシリアさんは応援席に戻っていきました。『いつまでもいて集中を乱してしまってはいけませんから』ということらしいです。
 セシリアさんは案外優しい人なんじゃないかって思います。ただ最初がきついだけだったというだけで。
 つまりは箒さんと一緒なんですね。身内には優しいんだと思います。多分ですけど……

 それにやっぱり友達が増えることは嬉しいです。その人の知らない一面を見れるのも友達の特権ですね。
 一応IS同士が映像を共有出来るコードは交換しておいたので一夏さんの行動を私の視点で見ることが出来ます。
 私だけ見れてセシリアさんだけ見れないのは不公平ですしね。

 次の試合は30分後。
 30分あれば疲れた体も使った集中力、精神力も何とかギリギリ回復することが出来るはず。
 
 シャワーを浴びるために控え室に一度戻ります。私は下着さえも乱暴に脱ぎ捨てて髪留めを外すとシャワー室に入ると勢いよくお湯を出す。
 ISを使った後のこれは一種の癖みたいなものです。親にもはしたないから直しなさいと散々言われたけどこればっかりは直る気がしないんですよね……

 10分ぐらいは浴びていたでしょうか。お湯を止めて体をタオルで包みます。脱ぎ散らかした下着とISスーツを一度回収します。
 この面倒な作業も私にとって必要な作業ですのでやっぱり直りませんね。

 髪を乾かしてISスーツを再び着込み、髪をいつも通り右側にサイドテールで結ぶと30分ピッタリに再びピットに戻ることが出来ました。

 再びIS『デザート・ホーク・カスタム』を起動させる。先ほどの傷は自動修復があるとはいえこんな短時間では治らないので所々ボロボロだけどしょうがありません
 それに本当は一夏さんと戦う理由が一切ない……いえ、ありましたね。企業の人から可能ならば男性ISパイロットのデータを取ってきてくれって言われていました。
 そんなので人と争うとかはしたくないんですけど……

「後一回……お願いね」

 私は身に纏っている相棒にそう声をかけてカタパルトに足を固定、押し出されてアリーナに飛び出します。先ほどと同じようにバレルロールを行いながらアリーナの中央に停止。今回は両腰の武器はいざというときのために温存することに決めて左手の盾を量子化し、両手持ちの25mm回転式機関銃『ダラマラ』をオープンします。実弾系統は総じて弾丸を再装填する必要があるため『ハディント』『エスペランス』共々マガジンの残弾が心もとないというのも理由のひとつです。セシリアさんとの試合でまさかあそこまで弾を使うと思っていなかったので予備のマガジンをあまり量子化していなかったんですよね。失敗しました。

 そんなことを考えていると反対側のピットから一夏さんが飛び出してきました。初めて纏う専
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