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私はいじわる 小悪魔が住みついた
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 夏休みの登校日、帰り道で相変わらず昂君が私の後ろのほうを歩いてきている。前よりも、少しだけだが縮まったかなと思っていて、香菜ちゃんと別れた後、少し、待って声を掛けた

「昂君 明日、宿題の絵を画きに行くから、一緒に行ってよ!」

「何で・・一緒に行かなきゃなんないんだよ 俺と・・」

「だってさー 私 一人だっら 襲われるかもしれないし・・ 心配でしょ」

「そんな 襲われるようなとこって、何処行くんや」

「ウン 上之神社 あそこって、上から街が見渡せるとこあるやろー そこから、画きたいねん だけど、あそこって、あんまり人居てへんやろー だから・・」

「べつに ええけど・・な なんで、俺やねん」

 次の日、朝、近くの公園で待ち合わせて神社に向かった。途中、急な登り坂を、先に行く昂君に

「なぁー 引っ張ってくれるぐらいしても、ええんちゃう?」

「うーん これぐらい平気やろー」と、私を見てたけど、降りてきてくれて、手をつないでくれた。

 私は、わざと後ろに反らすように体重をかけていると

「女の子はこれから、ブタみたいに太っていくんだよなー ただ食べるだけって、無神経だろー ぶくぶくと 俺は、そんなの嫌いだよー 真珠はそんなんじゃあないよなー」と、真っ直ぐ前を向いて、引っ張ってくれていた。

 くそー 釘を刺されてしまった。わかってたのかなー

「昂 手が痛ぁーい もっと、優しく握ってよー」

「何言ってんだよ 文句言うな 引っ張ってもらって・・いて もう少しだからよ」

 神社には、誰も居なかった。私達は、街とか川が流れる風景のベンチに陣どったんだ。

「昂 ウチ等の住んでるとこが、ずーと見渡せるんだね こんなだったって思わなかったワー ウン ウチはこの景色を画こうね」

「俺は・・ あの狛犬を画く」

「なんでよー こっち画かないのー?」

「ウン お前と一緒じゃぁ おかしいだろう」

「良いやんか 一緒でも・・ お前って言うな! フン! そしたら、反対向けに座ろー あっちの方に行ったら、嫌やでー 隣に居てよ」

「わかったよ 恐がり まぁ いいっか、何とかなるかなー」

「ねぇ 昂 狛犬 見える?」

「あぁ 何とかな しょうがないだろー 真珠が言うんだから」

 それから、お互いに書き始めて、昼頃になると陽が当たってきて

「暑いね ご飯食べよか おにぎり持ってきたんだ」

「へぇー だから、荷物重そうにしてたんかー 最初に言えよ」

「ウン あっちの木陰で食べようよ」

 私は、初めて、自分で作ったんだ。タラコと壬生菜のお漬物のおにぎり、それと、玉子焼きとウィンナー。昂君は黙って食べてくれていたと思うと

「このウィンナーう
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