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私はいじわる 小悪魔が住みついた
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かった。お兄ちゃんの部屋に

「みどり ちゃーん 昂君がねー 昂君がー」と、言って部屋を開けたが・・お兄ちゃんと翠ちゃんは寄り添って仲良く、宿題していたみたい。

「どうしたの 真珠ちゃん 昂がなんかしたの―?」

「うっ うぅーん なんにもしてないんだけどね だけど・・」すこし、泣いていた。

「昂 ちょっと、来なさい どうして、真珠ちゃんを泣かすようなことするの 仲良くしなさいって、言って居るでしょ」と、昂君を責めていた。昂君は、黙ったまま、横を向いていた。

「ごめんね 本当は、昂は優しいんだよ お風呂入ってる時も、一緒に洗いっこしてくれてね 私の髪の毛も手伝って洗ってくれるんだよ」

「えぇ― みどりちゃんとお風呂 入っているの― 一緒に― まだー」と、思わず言ってしまった。

「そうだよ 私等 小さい頃から ずーとだよ でも、最近は、別々だけどね」

「ふーん 昂君がねー まだ、ガキみたいなんだー」

 その時、昂君が私の手を引っ張っていって、ダイニングのほうに戻ってきたのだ。

「あのさー お前 内緒だぞ みんなに言うなよ」

「なんのことかなー お風呂のことかなー ふぅーん お姉ちゃんとねー それなのに、お前ってね 言い方考えなきゃね」

「わかった 真珠様 で いいか」

「馬鹿にしてるんやろー 普通に、真珠って呼んでよー」

「ウン わかった」

「あとね パンツのことも忘れて! どうせ、みどりちゃんの見慣れているんでしょ」

「だけどな なんか、お前のって可愛くってな―」

「あのさー・・ だから、お前って言い方・・」私は、顔が紅くなっていたと思う。そんな言い方、急に恥ずかしくなっていたのだ。

「だからってさー 女の子の、からかうなんて 最低だよー ウチだって、そんなの言われると、恥ずかしいんだから」

「そうか すまん」と、昂君はズボンをいきなり下げて

「俺のパンツも 見ろよ おあいこだろー トマトの絵ないけどな」

「わぁー なんなのー いいよ そんなこと・・」私、もう、頭ン中メチャメチャだった。それに、ドキドキも止まらなかった。別に、お兄ちゃんのと変わんないんだけど・・。

「俺んとこさー 親が二人共働いているだろー いつも、帰り遅くてな だから、淋しくてなー 小さい頃から、お姉ちゃんが優しくしてくれて、一緒に風呂入ってくれて来たんだー」と、しみじみと昂君は話してくれた。

「そうなんだー 淋しかったんだねー 昂君」と、同情しかけたとき

「ウソに決まってんじゃん バーカ 単純」

 私は、「このー」って思ってたら『泣き倒して 責めて見ろ』って小悪魔が・・。私は、顔を両手で塞いで泣いていった。

「ウー 昂君 ひどーい」と、泣
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