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星河の覇皇
第七十九部第五章 勝利の予感その十八

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「そして勿論ね」
「他の大国も行っていきますね」
「経済発展を」
「左様ですね」
「ここは」
「そうしていくわ」
 これもまた他に選択肢はない、そうした言葉だった。
「絶対にね」
「そうですね」
「他の国々もですね」
「そうしていきますね」
「他に選択肢も考えられない」
「左様ですね」
「そうよ、しかし思うことは」
 そのことはというと。
「ここに来てエウロパがね」
「急激にですね」
「経済発展を遂げてきていますね」
「二十パーセント近くに」
「そうなってきていますね」
「今は小さいけれど」
 連合から見たエウロパはだ。
「これが長年続くとね」
「厄介ですね」
「やがてどれだけの国になるか」
「あの経済成長が続くと」
「一体どうなるか」
「問題よ、だからね」
 それでと言うのだった。
「我々もね」
「経済成長は怠れませんね」
「絶対に」
「この状況はですね」
「変えられないですね」
「そうよ、何があってもね」
 それこそというのだ。
「エウロパに対する最大の政策は何か」
「最も有効なものはですね」
「やはり経済成長ですね」
「我々がそれを行う」
「そのことが最も重要ですね」
「そうよ」
 その通りだというのだ。
「だから我が国もよ」
「経済の減速なぞさせず」
「それを止めてですね」
「より活性化させて」
「そうして豊かになっていくべきですね」
「そうよ、豊かになって」
 そのうえでというのだ。
「エウロパをね」
「このまま凌駕していくことですね」
「そうよ、あの国が成長するなら」
 それならというのだ。
「私達連合はね」
「より成長する」
「エウロパ以上にそうしていく」
「そしてあの国を凌駕し続ける」
「そういうことですね」
「国力と総生産を増やして」
 そしてというのだ。
「人口も増やしていくのよ」
「今からですね」
「さらにですね」
「人口を増やして」
「そしてですね」
「技術も発展させ続け」
「そしてですね」
 閣僚達も述べた。
「エウロパより常に先にある」
「絶え間ない発展により」
「あの国が追い付けない様にしますね」
「そうよ、敵の発展を妨害出来たらするけれど」
 それも忘れなかった、伊東はこの辺り冷徹なまでに現実的なマキャベリストで謀略も躊躇しないのだ。
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