暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
ハーケン会戦〜大号令〜
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かべながら呟いた。

「へえ?中々いい線を突くわね。――――――だけど、残念。”エレボニア帝国軍の空挺部隊を落とす役目はレン達じゃなく、エレボニア帝国軍を絶対に祖国に一人足りとも一歩も踏み入れさせる訳にはいかないと決意している人達の役目よ?”」

「”エ、エレボニア帝国軍を絶対に祖国に一人足りとも一歩も踏み入れさせる訳にはいかないと決意している人達”ってもしかして……!」

「リベール王国軍の空挺部隊か……ッ!」

意味あり気な笑みを浮かべて答えたレンの答えを聞いてある事を察したアネラスは不安そうな表情で声を上げ、アガットが厳しい表情で声を上げたその時

「!どうやらエレボニア帝国軍や我々からその存在を誤魔化していたのはメンフィル・クロスベル連合軍とヴァイスラント新生軍だけではなかったようだな……」

映像端末を見つめて次々と突如姿を現し始めたリベール王国軍の空挺部隊に気づいたアルゼイド子爵は重々しい様子を纏って呟いた。



〜リベール王国軍・攻撃艇〜



「し、信じられん……!メンフィル帝国軍より予め伝えられていたとはいえ、まさか本当に生身で”戦艦”を一瞬で破壊するなんて……!」

「あれもメンフィルの”力”か……あんな”力”を持つメンフィルと同盟関係を築きあげるなんて、さすがは女王陛下だな…………!」

一方その頃、リベール王国軍の攻撃艇の中でそれぞれの位置についている軍人達はガルガンチュアを破壊したエヴリーヌ達の圧倒的な攻撃に驚いていた。

「将軍閣下、各攻撃艇所定の配置に着きました。」

「うむ。―――――出撃している全攻撃艇に通信を。」

「アイサー。」

軍人達と共に攻撃艇に乗り込んでいるリベール王国軍の宿将――――――モルガン将軍は通信士を務めている軍人からの報告を聞いた後新たな指示を出して表情を引き締めた。



「――――――全攻撃艇、戦闘開始(オープンコンバット)!目標はエレボニア帝国軍の空挺部隊っ!!――――――敵軍は我らが盟友、メンフィル帝国に所属する客将達の攻撃によって戦艦が破壊された事で動揺している!この好機を逃さず、動揺から立ち直る前に敵軍の飛空艇は全機撃破するつもりで攻撃しろ!我らの後ろには我ら王国軍が守るべき王国の民達が!家族が!恋人や伴侶、友人が!そして女王陛下達がいる事を決して忘れるなっ!リベールを13年前のような”悪夢”に陥らせない為にも敵軍の船は我らの命に代えても一隻足りとも後ろに通すなっ!敵軍が降伏を申し出るまで、一切の容赦をせず撃ち落とし続けろっ!!」

「イエス・サーッ!!」

そしてモルガン将軍の号令に対して力強く答えたリベール王国軍の軍人達は攻撃艇を操作してエレボニア帝国軍の空挺部隊に怒涛の連携攻撃を開始した。


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