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冥王来訪
第一部 1977年
潜入工作 その2
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様々なデータからオルタネイティブ3計画の基地が、オビ川河畔のノボシビルスク市にあるのが分かった
しかし、空路で、シベリア上空を行けば、ソ連の防空網に引っ掛かり、隠密性は失われる
瞬間移動をするにしても、秘密基地の正確な座標は分からないし、、作戦成功も怪しい
敵を混乱させる目的で、新疆にワープした後、陸路から、アルタイ山脈を越え、街道沿いに北上する案がとられた
中ソ国境から、攻撃した後、移動すれば、両陣営を紛争状態に陥れることができる
それが、秘密作戦の最終案であった
最悪の場合、帝国軍は、彼等の存在は否定すればよい
マサキ達は、帝国政府にとって都合の良い、使い捨ての駒という認識であった
マサキ自身もそれは承知の上で、ソ連への憎悪と、この世界への混乱を引き起こせるという点で、彼等の策に、自ら乗ったのであった
 
「ノボシビルスクごと、地図から消し去る」
彼は、そのつもりで、今作戦に応じた


作戦は深夜に決行された
隠密作戦とはいえ、新疆からの移動の際は、恐らく米ソの人工衛星に、補足される
だが、彼も無策ではなかった
参謀本部に提出した資料とは違うルートを通て、ソ連領内に入った
あえて、BETAの大群のいるカザフスタンのカラカンダに転移
同地から、セミパラチンスク(現:セメイ)を経由して、ノボシビルスクに陸上で侵入という作戦
 
日本の基地からカラカンダに転移した彼らが見たのは、既に核の連続攻撃で廃墟のみが残る市街であった
所々に、死体が放置され、BETAの群れが廃墟を闊歩している
時間の惜しいマサキは、メイオウ攻撃で、周囲数キロの敵を焼失させながら北上する案を断念せざるを得なかった
無尽蔵とも思えるほど、湧いてくる亡者共に辟易したのだ
100キロほど北西に進んだところで、オビ川湖畔のベルツクに転移した

オビ川沿いに北上し始めると、10分もしないうちに、多連装砲や対空砲の水平射撃による攻撃を受けた
近寄ってくる水上艦艇からの攻撃は、無視しながら推進装置を全速力
砲弾など、次元連結システムのバリア装置で防げばよい
50メートルある機体だ。水上を猛スピードで進撃すれば警備艇ぐらい転覆させるのは容易
無言のまま、ノボシビルスク市内に入ると、戦術機部隊に遭遇した
人民解放軍の使っていた機種と同じものであったが、塗装や武装が微妙に違う
規模は、20機程度。20ミリ機関砲で、連射されるが全て弾き返す
近寄ってくる敵には、両腕から出る衝撃波とパンチで応酬した
初めて戦術機部隊と戦ってみたが、存外弱い事が判った
機関砲も、連射すると暴発したり、砲身が熱で融解する物もある始末
どれ程の装弾数かは知らないが、使ってる砲の放熱性に問題があるのか、或いは炸薬か……

ゼオライマーに衝撃が走る。
油断した
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