暁 〜小説投稿サイト〜
僕は 彼女の彼氏だったはずなんだ 完結
14-?
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 次の日も、清音は朝からやってきたが、様子がおかしいと感じた。

「清音 ちょっと来なさい 眼のまわりが落ち込んで黒いじゃぁ無い」と、私が、清音の額に手を当てると、すごく熱ぼかった。

「何よ 熱がひどいんじゃぁない 風ひいてるんじゃあないのー 何してんのよー ダメよ こんなことしてちゃー」

「うん でも ウチ 頑張らなきゃ― 今日一日だから」

「ダメ とりあえず ウチで暖かくして寝てなさい 後は私が、みんなに手伝ってもらってやっとくから」と、言って居ると、周りの人も「そうしたほうが良いよ」言ってくれて、私は、清音を家の中に連れて行ったのだ。蒼に「とりあえず、お父さんのベッドに寝かして、熱冷ましの薬を飲ませて」と頼んで。

「あのね 絶対、起きてきちゃぁ駄目よ 絶対に寝てなさい すごい熱あんだから よく、動けていたわね」

 無理やり寝かしつけて、店に戻ると、佳乃ちゃんが

「店長 私 サンタさん やります」と、言ってきた。

「いいわよー 気にしないで あの子が勝手に楽しんでいたんだから」

「じゃぁ 私も 楽しみます」と、すると、明璃ちゃんが

「じゃぁ ウチ 外に行くね 佳乃ちゃん お店のお客様 お願い」と、もう、決めていた。

 お昼前になって、清音が気になっていたところに、田中さんが

「清音ちゃん 大丈夫かね 様子見に来たのよ 着替えも持ってきたわ 少し、お台所も借りるわね」

「すみません 私、お店離れられなくって・・」と、案内だけして、田中さんにお任せした。今日も家族連れが多く来ていて、12時半頃には、お待ちいただく人が増えていた。蒼も車の整理に追われていた。もう、慣れたもんだったのだが。

 そして、明璃ちゃんが、一人で・・「赤鼻のトナカイ」が聞こえて来た。そして、子供も巻き込んで輪をつくっていったのだ。お店の中で待っている子供も何人かは、喜んで、出て行ってしまっていた。

 3時を過ぎて、ようやく私は、清音の様子を見に行けた。そーしたら、清音は起きていて、田中さんとふたりで、おかゆを食べていた。

「あっ すみません お任せしてしまって・・」

「いいのよ おかゆなら 何とか食べられるって言うからね 熱は少し、下がったみたい 清音ちゃん 梅干しって食べたこと無いんだって だから、卵も入れてあげたら、おいしいって」

「うん お姉ちやん ウチ 初めて食べたかも・・ 迷惑かけてしまって・・ ごめんなさい 明璃にも・・」

「清音ちゃんね 明璃ちゃんの歌声聞こえてきたら、私も行くって聞かなかったんだから・・ でも、親友が頑張っているんだから、甘えなさいって、ようやく、なだめたのよっ」って田中さんが清音の額に手を当てながら話してくれた。

「そうよ 清音 無理した
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ