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麗しのヴァンパイア
第四百七話

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                  第四百七話  家に帰る時は
 美樹は髪の毛を乾かすとその髪の毛を縛った、そのうえで華奈子達に言った。
「もうこれでね」
「元通りね」
「ええ、これでね」 
 華奈子に笑顔で話した。
「いつも通りよ」
「そうよね」
「ええ、やっぱり私はね」
「髪の毛はなのね」
「縛ってね」
 そうしてというのだ。
「まとめてるの」
「それが一番いいのね」
「動きやすいしね、涼しいし」
「それで汗もつかないから」
「だからね」
 それでというのだ。
「私はこうしてね」
「髪の毛をなのね」
「ポニーテールにしてるの」
「いつもそうなのね」
「髪の毛ほどいたら」
 そうしたらというのだ。
「やっぱりね」
「汗でお肌にまとわりついたり」
「そうなるから」
 だからだというのだ。
「しないの」
「そうなのね」
「それどうしても気になるから」
 どうしてもというのだ。
「しないの。だからお風呂の時とか」
「寝る時でないと」
「寝る時はどうしてもね」
「ほどかないとなの」
「寝られないの」
「そうなの」
「その時はね」
 こう華奈子に話した。
「ほどいてるの」
「そうなのね」
「その時は」
「寝る時は別なの」
「ええ、じゃあ髪の毛はね」
「もう縛ったし」
「行きましょう」
「それじゃあね」
 こう言ってだった。
 美樹はクラウンのメンバーと一緒に更衣室を出た、そうして七人でプールも出て帰路につくのだった。


第四百七話   完


                   2021・10・4
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