暁 〜小説投稿サイト〜
僕は 彼女の彼氏だったはずなんだ 完結
13-?
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
のつもりで、お願いしますね」

「わかりました 教えてください 頑張ります」

 その日の夕方5時のオープン早々、堤さんがやってきた。

「堤さん いらっしゃい お仕事帰りですか? この時間珍しいですね 私ね・・」

「店長 伝えたいことがあってな」と、堤さんは、私が何か言おうとしているのを遮って・・

「シャルダンのこと」私が先に聞いた。

「そう そのこと 店長も、何か聞いたのか?」

「うん 昼間 シャルダンに勤めている人が面接に来た」

「そうか 俺も、少し前に聞いたけど、確かなんか 情報集めていたんだ 公式的には、店舗移転ということなんだけど、移転先が離れているから、実質、撤退だよね 納めているお絞り屋に言わすと、この1年以上、ずーと数が減る一方だって言ってから、売り上げも減るばかりで、もう、回復出来ないって、見切りつけたんだろう」

「さすが 堤さん 顔が広いですね 情報屋みたい」

「しがない工務店だよ みすずファンのな でも、やったな 夢叶ったな 頑張ったものな」

「堤さん それは、秘密 他では、言わないでよ でも、堤さんのお陰 感謝してます あのね 私 堤さんだから言うけど さっきから ヤッターって叫びたい気分なの」

「だろうな あっちに向かって 叫べば良いじゃぁ無いか 今までの苦労考えたら それぐらい許されるんじゃあないか」

「うふっ 堤さん 奥さんいなかったら 私 今、抱き着いていたかも知れない えへっ 何か、食べていく?」

「おいっ からかうなよー 嫁さんが、夕飯用意してるから、このまま帰るよ 又、今度食べに来る」

「そうだよね 愛妻が待ってるから 本当に、いつもありがとうね 助けてくれて 奥様にも、よろしく お待ちしてますので、ごゆっくり来てくださいって」

 堤さんが帰った後、私は、晋さんにそのこと伝えて、松永さんとホテルの進藤さんに報告していた。冷静なつもりだったんだけど、少し浮かれているのかも知れなかった。清音にも、そのこと伝えたんだけど、その時清音は

「お姉ちゃん 良かったね 目標だったんでしょ・・ でもね なんか、悲しいよね 昔のウチ等の家庭・・戻らないし・・ それと、ウチなぁー お父さんの世話を何にもしてなくて、偉そうなこと言えたもんちゃうねんけど・・ お父さんの夢って、そのことちゃうと思うねん ごめんね、お姉ちゃん 偉そうなこと・・」

 電話を切ったあと、清音の言っていたとおりだと・・。私、意地になっていたので、勝手に目標決めてしまっていた。あの子の方が大人になっているのかも・・。

 だけど、私は、一応、区切りだからと思って、少し、夕ご飯を豪華にしておいた。そして、その夜も、白いナイトウェァを着て

「もう、私 全て 蒼のも
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ