暁 〜小説投稿サイト〜
オズのラゲドー氏
第七幕その一
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
               第七幕  紫のサバンナ
 一行は森からサバンナに入りました、そのサバンナはといいますと。
 草原もまばらにある木々の葉も紫です、ナターシャはその紫のサバンナを見て一旦頷いて言いました。
「そうね、ここはギリキンだから」
「紫の国だからだね」
 神宝も言います。
「だからね」
「草原も木の葉も紫なんだね」
 ジョージも言いました。
「そうなんだね」
「生きもの達は紫じゃないけれど」
 カルロスもサバンナを見ています。
「そうしたものはそうなっているね」
「オズの国ならではね」 
 恵梨香も微笑んでいます。
「こうした場所があることも」
「いやあ、素晴らしい場所だよ」 
 前ノーム王はサバンナを見て満面の笑みを浮かべています。
「ここは」
「ええ、私は何度かここに来たけれど」
 トロットが前ノーム王に応えました。
「何度見てもね」
「素晴らしい場所だね」
「本当にね」
「紫の中に沢山の色々な種類の生きものがいて」
「それでね」
「奇麗でそれでいてね」
「壮観で」
 それでというのです。
「素晴らしい場所だわ」
「来てよかったよ、これまで見てきたものもよかったけれど」
 それでもというのです。
「このサバンナも」
「素晴らしくて」
「わしは今感激しているよ」
「そうなのね」
「それではだよ」 
 前ノーム王はさらに言いまs田。
「サバンナを楽しみながら」
「中を進んでいきましょう」
「そうしよう」
「いやあ、本当に色々な生きものがいるね」 
 カエルマンはサバンナの中を見回して言いました。
「ここは」
「ライオンにチーター、豹がいてね」
 キャプテン=ビルも見ています。
「象にヌーにガゼル、シマウマにサイにチンパンジーにカバにキリンに」
「豊かな自然だね」
「全くだよ」
「見ていて飽きないですね」
 クッキーも言います。
「この中にいて」
「全くだよ」
 前ノーム王が応えました、皆サバンナの真ん中を歩いています。そこに黄色い煉瓦の道があるのです。
「ここに暫くいたいと思ったよ、今ね」
「そこまでなんですね」
「そう思ったよ」
「そうですか」
「ずっとじゃないけれどね」
 前ノーム王は笑ってこうも言いました。
「そうじゃないけれどね」
「オズの国の他の場所をですね」
「もっとね」
 さらにというのです。
「行きたいよ」
「そうですか」
「旅が大好きになったから」
 それでというのです。
「このサバンナに今回これまで巡った場所だけでなく」
「他の場所もですね」
「行きたいからね」
 だからだというのです。
「そう思ったよ、以前ね」
「以前?」
「日本の街にも行ったよ」
 オズの国のというの
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ