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まんざらでもない
第四章

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「ベッドで私達下着になるでしょ」
「下着は二人共白でしたね」
「お揃いのね。その時私考えがあるから」
「そうなんですか」
「カメラマンさんにお話していいって言われたら」
 その時はというのだ。
「ベッドの中で凄いことしましょう」
「凄いことですね」
「もうちょっとしない様なことをね」 
 ビーチで抱き合い至近で見詰め合いながら話した、二人はさながら同性愛のカップルのデートの様に水着姿で絡み合い。
 ベッドに入るとだった。
 下着姿の聡美はベッドの上で仰向けに寝るとその腰の上にお揃いの下着姿の麻友を座らせた、これにはだった。
 撮影のスタッフ達も唖然となって言った。
「これって」
「そうだよな」
「誰がどう見ても」
「下着とは言えベッドの上だし」
「そこであれは」
「まんまじゃないか」
「見ろよ聡美ちゃんの手」
 スタッフの一人がここで言った。
「下から麻友ちゃんの太腿や胸触って」
「お腹やお尻も」
「まんまだよな」
「誰がどう見ても」
「いや、聡美ちゃんから提案された時は面白いと思っただけだけれど」
 カメラマンもカメラの後ろで驚愕していた。
「これはね」
「物凄いですね」
「アイドルの写真集の限界ですよ」
「それに至ってますよ」
「これは」
「ああ、限界超えてるかもな」 
 そこまで凄いというのだ。
「裸じゃないが」
「下手な裸よりきますね」
「もういやらし過ぎて」
「これはきてますよ」
「撮りますね」
「そうしますね」
「ああ、聡美ちゃんが上になるともいうし」
 今は麻友が上だがだ。
「これはいいぞ、DVDも発売されるが」
「そっちも凄くなりますね」
「下手なAVよりずっと凄いですよ」
「これもうガチですよ」
「そうとしか思えないですよ」
 皆大騒ぎだった、そして。
 麻友は聡美に跨って身体のあちこちを彼女に触られながら言った。
「これもう」
「あれでしょ」 
 下にいる聡美は枕に頭をやった姿勢で応えた。
「誰が見ても。麻友ちゃんもっと人気出るわよ」
「あんまりにもいやらしいからですね」
「私もね、アイドルのグラビアは何であるか」
「どうして男の子や男の人が見るか」
「わかるでしょ」
「言うまでもないですね」
「だからね、もうこうして」
 意識してというのだ。
「いやらしくすることもよ」
「いいんですね」
「今の麻友ちゃんあちこち撮られてるわよ」
「横からも前からも後ろからも」
「お顔のアップもね」 
 これもというのだ。
「撮られてるから」
「だからですね」
「思いきりいやらしくね」
「いくんですね」
「私が上時は抱き合ってね」
「そうした風にですね」
「絡み合いましょう」
 そうしようというのだ。
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