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僕は 彼女の彼氏だったはずなんだ 完結
9-?
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 僕は、建築のことで、打ち合わせする為に、美鈴と会うことになっていた。電話では、今ある倉庫をそのまま利用した方が、建築費もやすく抑えられると聞いていたのだ。それに、今夜は一緒に泊ろうと言うので、大阪で待ち合わせをした。

「お仕事 お疲れ様」

「なんの 疲れてもいないよ 美鈴から聞いて、いろいろ間取り考えて来たヨ」

「うん 私も、図面書いてきた 蒼から聞かせてね」

「そうだな 何、食べる? 海鮮居酒屋でいいかい?」

「そうね 普段 お肉が多いからね」

 僕達は、適当に見つけてお店に入って行った。

「蒼のん 聞かせて」

「うん 倉庫のほうだけどね 1階は、大きなリビングフロァ、片隅は事務所スペースと風呂、トイレ、それとお父さんの部屋に従業員の更衣室 2階にダイニングキッチンと僕達の部屋、トイレ、それと幾つかの部屋 1階と今のお店を繋げて、その間には、客席を・・長くなるけど個室風に区切りをつけるんだ。そして、その裏側には、お弁当を準備する部屋を新設する感じかな そうすると、厨房ももう少し大きくできる」

「うーん 2階がキッチンだと、お父さんも2階まで来なきゃあなんないのか― 今は、いいけど、そのうち辛くなるからね それに、もしも、なんかあった時、私達近い方が良いと思うの だから、私達 1階 ごめんね」

「そうかー 僕は、いいけど・・ 夜の声、聞こえちゃうよ」

「夜? やだー 蒼 私は そんなー・・ じぁさー 私達の仕事場とかクローゼットなんかで囲もうよ そしたら、声ももれないわ やだ わたし、なに言ってるのかしら」

「いいじゃないか 当たり前のことだよ 夫婦間のプライベートだよ」

「そーだね それとね、お風呂 夏なんかのことも、考えて、従業員も使えるように、少し大きめにね、ゆったりと 私はね お店と倉庫繋げる建物 待合室にどうかなって、裏側は厨房にして、場合によっては、待合室から見えるようにしても良いかな お肉焼くところも見えるようにして そうすると、厨房のあるところに客席が増やせるわ 玄関とレヂを新しい建物との間に持ってきて、待っていただく人は左に客席は右にご案内できるからね」

「うーん そーすると、1階は少し、手狭になって、2階はスペース広すぎる感じかな」

「余分なスペースあったら、風通し良くして、物干し場にしたいわ 夏の夕涼みのスペースにしても良いじゃない 従業員の更衣室2階でもいいわよ 休憩室も作って」

「わかった 基本的に、美鈴の言う通りにしよう 2階は何室にする?」

「将来の子供の部屋でしょ それと、私が蒼と喧嘩したときに籠る部屋でしょ あと予備の3部屋かな」

「美鈴 今 さらっと言ったけど 籠る部屋ってなんだよー」

「うふっ 聞こえた 子
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