暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/WizarDragonknight
うどんVS餃子
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んでおり、「いい食後の運動だ」と付け足した。

「これからも、君たちとはともに戦うこともあるだろう。安桜少女の実力もさることながら……」

 煉獄は、はっきりと可奈美を見つめる。
 彼の熱を帯びた目線に、可奈美の背筋に緊張が走る。

「衛藤少女。君も高い実力を持つとも聞く。是非一度、手合わせを願いたい」

 手合わせ。
 その言葉から、可奈美の脳が一気に活性化した。

「それって……私と立ち合いをしてくれるってこと!?」

 可奈美は、顔を輝かせる。

「可奈美、相変わらず剣術大好きなんだね」
「当たり前だよ! セイバークラス……つまり、剣術が強くて英霊になったってことでしょ!?」

 持ってきていて良かったと、可奈美は腰に付けている千鳥を掴む。

「そんな凄い剣術が見られるなんて、私やっぱり、見滝原に来てよかったよ!」
「おい可奈美ちゃんそれなんか俺たちが言っちゃいけない言葉じゃないか!?」

 だが、可奈美は真司の言葉を聞き入れない。
 ぐいっと煉獄に顔を寄せ、

「それじゃあ、いつやる? 今やろうよ!」
「今やろうってここでか!?」
「うむ! いいだろう!」
「ここでやるんじゃねええええええ!」

 一瞬で酔いを醒ました真司の悲鳴が、アパートの外にも響いていった。
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