第四百七十八話 ゴルゴムの大群と戦いその十二
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「これまでの訓練通り」
「陣形を整えてだ」
九内は冷静に答えた。
「そうしてだ」
「戦いますね」
「そうする、慌てることはない」
決してというのだ。
「これまでの訓練のことを念頭に置いてだ」
「戦うことですね」
「そうだ」
まさにというのだ。
「そうしていくぞ」
「わかりました」
「ライダーの諸君もいいか」
「もう変身した」
見れば門矢はもうディケイドになっていた、他の面々も変身している。
「何時でもいい」
「そうか、ではだ」
「まずは陣形を整えるな」
「そうして迎え撃つ」
ゴルゴムの大群をというのだ。
「そうする」
「それではな」
「そしてだ」
九内はさらに言った。
「傷付いた者疲れた者は無理をするな」
「その時はだよな」
「後方に下がってだ」
そうしてというのだ。
「食事や睡眠を摂り」
「治療の用意出来ました」
その後方からアクが言ってきた。
「何時でもです」
「そういうことだ、安心して下がってだ」
「手当を受けることですね」
「そうだ、しかしだ」
桐野にも言った。
「前線でも可能ならな」
「私やホワイトさんがですね」
桐野が応えた。
「応急的に」
「手当を頼む」
「わかりました」
「では戦闘開始だ」
九内はここでも冷静に告げた。
「いいな」
「わかった」
ディケイドも応えてだった。
戦士達はゴルゴムの大群を迎え撃った、怪人達は何千いや万はいるかという数だった。だがそれでも。
戦士達はその怪人達に攻撃を加えると。
「本当にね」
「ええ、出来ているわ」
ミンクとオルガンが怪人達を倒しつつ話した。
「一撃で数体まとめてね」
「倒せているわ」
「とても出来なかったのに」
「前は何人かで一体がやっとだったのに」
「それがもう」
「まとめてなんて」
「訓練は嘘は吐かないよ」
ディエンドが銃で怪人達を倒しつつ言ってきた。
「決してね」
「だからですか」
「こうしてですか」
「強くなったからね、それに知識もあるから」
今はというのだ。
「こちらも嘘は吐かないからね」
「怪人達をこうも簡単に倒せる」
「そうなったんですね」
「そうだよ、けれどね」
ディエンドはこうも言った。
「わかるね」
「数が違います」
「それも全く」
二人も答えた。
「そのことを考えますと」
「容易ではありません」
「これまでの戦いよりもです」
「ずっと辛いです」
「だからね」
それでというのだ。
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